【2024.4.23 週間漫画ランキング】人気爆発『葬送のフリーレン』最新刊が1位! その他の“アニメ化作品”は?
アニメ化をきっかけに、原作の売上が大きく伸びるのは珍しくない。代表的な作品としては、社会現象を巻き起こした名作『鬼滅の刃』。アニメ開始時は全11巻で350万部だったものの、アニメ放送終了後16巻の時点では1,200万部とかなりの上昇率だ。
そんな空前絶後の大ヒット作品にならうように、3月末に累計発行部数2,000万部を突破した山田鐘人・アベツカサの『葬送のフリーレン』13巻(小学館)が、日販調べ週間コミックランキングにて1位を獲得した。
1.葬送のフリーレン(13)/山田鐘人・アベツカサ/小学館
2.【推しの子】(14)/赤坂アカ・横槍メンゴ/集英社
3.呪術廻戦(26)/芥見下々/集英社
4.The JOJOLands(3)/荒木飛呂彦/集英社
5.名探偵コナン(105)/青山剛昌/小学館
6.シャングリラ・フロンティア(17) ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~/硬梨菜・不二涼介/講談社
7.ブルーロック ―EPISODE 凪―(4)/金城宗幸・三宮宏太ほか/講談社
8.僕のヒーローアカデミア(40)/堀越耕平/集英社
9.修羅の刻(20)/川原正敏/講談社
10.怪獣8号(12)/松本直也/集英社
昨年のアニメ放送開始前の発行部数1,000万部から、2クールのアニメ放送の中で2倍にしてみせた。本作の公式Xアカウントでは、発売から2日後に緊急で重版が決まったことを投稿。アニメ終了後も勢いが落ちることなく、多くの読者の手に渡りそうだ。12種類のステッカーが同封された特装版も販売されている。
続く2位は、連載開始からめでたく4周年を迎えた、赤坂アカ・横槍メンゴの『推しの子』14巻(集英社)。本巻発売に伴い発行部数が1650万部を突破した。昨年のアニメ放送前から比べると、発行部数が約4倍近く上昇している。
ファン待望のアニメ2期放送が7月に控え、X公式アカウントでは「【推しの子】Mother & Children」が6月7日より全国の劇場で2週間限定で復活上映すると発表。2万8千ものいいねを集める注目ぶりだ。
4位はJOJOシリーズの9部、荒木飛呂彦による『The JOJOLands』3巻(集英社)。キーパーソンとなる予感を感じさせる「溶岩」を宝飾店で試そうとするジョディオたちだったが、それを取り返すために謎の組織が迫ってくる。一切の衰えを感じさせず、JOJOの世界観を増々強めている。
先週2位から3ランクダウンで5位についたのは、青山剛昌による『名探偵コナン』105巻(小学館)。公開中の劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」が、公開から10日で興行収入65億円を突破し、2016年に放映された「純黒の悪夢(ナイトメア)」を抜き歴代7位になった。昨年公開された「黒鉄の魚影(サブマリン)」の138億円を超えられるか注目が集まる。
6位は硬梨菜・不二涼介による『シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』17巻(講談社)昨年10月から2クールの間アニメ放送され、発行部数は放送前から約2倍となる800万部を突破した。電子書籍サイト「マガジンポケット」のファンタジー部門ではランキング2位につけ、アニメ終了後でも人気は上昇していきそうだ。
7位は今月19日に劇場版が公開された金城宗幸・三宮宏太らによる『ブルーロック -EPISODE 凪-』4巻(講談社)。「劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-」は公開からわずか3日で観客動員数が33万人を超え、興行収入は4.6億円と快進撃を続けている。
※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/