【2024.03.05 週間漫画ランキング】『地縛少年花子くん』&『BLUE GIANT』がシリーズで好調!

2024年3月5日付【週間漫画ランキング】

 体育祭や学園祭、入学・卒業など1度は経験したことがある学校行事が、煌びやかに描かれる学園モノは根強く人気があるジャンルだ。スポーツに恋愛、様々なテーマを受け入れられる学園モノは、オカルトやファンタジーもお手の物。とはいえ、学園を舞台にした作品は数多く、長く愛されるマンガはひと握りだ。

 そんな競争率が高い学園モノで、3月5日日販調べのコミック週間ランキングにて1位にランクインしたのは、あいだいろの『地縛少年花子くん』21巻(スクウェア・エニックス)。昨年10月にTVアニメ化し勢いそのまま、今年2月に累計発行部数1,000万部を突破した。

1.地縛少年花子くん(21)/あいだいろ/スクウェア・エニックス
2.キングダム(71)/原泰久/集英社
3.BLUE GIANT EXPLORER(9)/石塚真一・NUMBER8/小学館
4.BLUE GIANT MOMENTUM(1)/石塚真一・NUMBER8/小学館
5.放課後少年花子くん(2)/あいだいろ/スクウェア・エニックス
6.とんでもスキルで異世界放浪メシ(10)/江口連・赤岸Kほか/オーバーラップ
7.コーヒー&バニラ(24)/朱神宝/小学館
8.機動戦士ガンダム サンダーボルト(23)/太田垣康男・矢立肇ほか/小学館
9.九条の大罪(11)/真鍋昌平/小学館
10.アラフォー男の異世界通販生活(7)/うみハル・朝倉一二三ほか/スクウェア・エニックス

 本巻では、千秋祭と呼ばれるかもめ学園の学園祭が開催に向け、楽しいながらもバタバタと忙しい準備の真っ最中。そんな時に七不思議の1つ、時計守の依代を狙うもの達が来てとんでもない事態に発展する。

 スピンオフ作品の『放課後少年花子くん』2巻も5位にランクイン。本編で登場したキャラクター達が登場し、ほんわかした放課後を描いている。本編では見られないあのキャラのプライベートや秘密を知れるとあって、ファンはこぞって手に取ったようだ。

 3位には石塚真一、NUMBER8による『BLUE GIANT EXPLORER』9巻(小学館)。アメリカの大地を巡る旅で最後に辿り着いたのは、雪祈のいる街だった。大の演奏を聞きにきた雪祈りは急遽ステージにあがるが果たしてその右手は?アメリカ編の最終巻は、これまで以上の大迫力イラストと人間ドラマに涙が止まらない。

 各地を巡った大と仲間達がアメリカの次に目指すのはマンハッタン。JAZZの頂点を目指す新たな旅を描いた続編『BLUE GIANT MOMENTUM』1巻が同時発売され4位にランクインしている。シリーズ事に大人の姿へと変わっていく大たちの成長を感じてみてはいかがだろうか。

 7位には朱神宝による『コーヒー&バニラ』24巻(小学館)。こちらも発行部数1,000万部を突破し、本編の最終話が掲載された本巻は、最初から最後まで幸せ最高潮。単行本限定の描き下ろしおまけでは、作者の想いや深見家のその後も描かれている。

 こちらも新章に突入した真鍋昌平の『九条の大罪』11巻(小学館)が9位にランクイン。これまでヤクザ・半グレの弁護を担当してきたが、逮捕や釈放を経て自らを一新。白栖総合病院を舞台に、医院長のスキャンダルや多額の請求をしてくる顧問弁護士達との新たな戦いが始まる。

※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/

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