【2024.3.26 週間漫画ランキング】劇場版控える『ブルーロック』最新刊が奪首! 『よふかしのうた』涙の最終巻もランクイン

2024年3月26日付【週間漫画ランキング】

 憧れや嫉妬、友情や熱いライバル関係が最も色濃く描かれるのは、スポーツ漫画しかないと言っても過言ではない。学生生活という限られた時間の中で、精一杯目標に向かって努力を重ねる姿は、読み手に勇気と感動を与え続けている。

 2022年の末には『THE FIRST SLAM DUNK』が公開され、観客動員数が1000万人を超える人気ぶりを見せつけ、スポーツ漫画の映画化に火をつけた。続々と人気作品が映画化していく中、劇場版の公開を来月に控えた金城宗幸、ノ村優介による『ブルーロック』28巻(講談社)が日販調べ週間コミックランキングで1位を獲得。

1.ブルーロック(28)/金城宗幸・ノ村優介/講談社
2.終末のワルキューレ(21)/アジチカ・梅村真也ほか/コアミックス
3.薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~(18)/日向夏・倉田三ノ路ほか/小学館
4.SPY×FAMILY(13)/遠藤達哉/集英社
5.ONE PIECE(108)/尾田栄一郎/集英社
6.ウマ娘 シンデレラグレイ(14)/久住太陽・杉浦理史ほか/集英社
7.スキップ・ビート!(50)/仲村佳樹/白泉社
8.よふかしのうた(20)/コトヤマ/小学館
9.ウマ娘 プリティーダービー スターブロッサム(2))/保谷伸・文殊咲ほか/集英社
10.GIANT KILLING(63)/ツジトモ・綱本将也/講談社

 劇場では「劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-」と合わせて、ミニアニメ「あでぃしょなる・たいむ!」が週替わりに4話上映されることが明らかになった。サッカー漫画初の劇場版ということもあってか、映画をより楽しむために原作を手に取る人もさらに増えていきそうだ。

 2位はアジチカ、梅村真也らによる『終末のワルキューレ』21巻(コアミックス)。 一つの舞台で「神」と「人間」がタイマンで戦うというこれまでになかった構成が人気を呼び、累計発行部数は1400万部を突破し、動画配信サイト「Netflix」のアニメ部門では公開から長らく上位を維持している。

 本巻では序盤から試合を観戦していた新撰組一番隊隊長・沖田総司がついに戦いの舞台へ。相対するは日本の剣神・スサノオノミコトという剣を極めた2人の白熱バトルが始まる。梅村氏の前作『ちるらん 新撰組鎮魂歌』のビジュアルそのままの登場で、当時からのファンは大盛り上がりの様子だ。

 続いて、大人気ライトノベルからコミカライズした日向夏、倉田三ノ路らによる『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』18巻(小学館)が3位にランクイン。先日アニメ放送の最終回を迎え、2025年に2期の放送決定が発表された。

 本作では、物語の冒頭から謎の多かった壬氏の正体に加え、拐われた猫猫を追う猫猫の父羅漢と義兄、羅半。一方、猫猫は猫猫らしい方法で、自ら窮地を脱する方法を画策する。終始驚きとハラハラが止まらない本巻はあっという間に読み終えてしまうだろう。

 飛んで6位には久住太陽、杉浦理史らによる『ウマ娘 シンデレラグレイ』14巻(集英社)。開幕するジャパンカップに集結した世界中でタイトルを獲得した強豪たちに、最強となったオグリキャップが挑む。たった3分に満たないレースを1巻丸々使った大迫力な描写にファンからは賞賛の声が大勢上がっている。関連作品の『ウマ娘 プリティーダービー スターブロッサム』も9位にランクインした。

 7位には仲村佳樹による『スキップ・ビート!』50巻(白泉社)。節目を記念して白泉社はスタントパフォーマー・俳優の伊澤彩織が主演のスペシャルアクションムービーをYouTubeで公開した。作品とリンクした豪快で迫力満点なアクションには「かっこいい」や「50巻おめでとう」といったコメントが多数寄せられている。

 8位はCreepy Nutsの楽曲「よふかしのうた」がタイトルの由来となった人気作で、最終巻を迎えたコトヤマによる『よふかしのうた』20巻(小学館)。お互いに恋愛感情を自覚したコウとナズナの前を向いた別れは、涙を流さずにはいられない。今月11日にはアニメ2期の制作決定発表とPVが公開され、Xでは一時トレンド入りした。

※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/

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