『ブルーロック』オリヴァ・愛空に注目すべき理由とは? オッド・アイで未来を睨む、凄腕DFの魅力に迫る
守備の魅力を読者に伝えてくれる稀有な存在
5大リーグと呼ばれる世界最高峰のサッカーリーグが存在するヨーロッパの5大国。各リーグを代表する名門チームにブルーロックのメンバーが混ざり、元々チームに所属しているU‐20の選手たちとも競い合うことでレベルアップを図るネオ・エゴイストリーグに闘いの舞台は移っていく。守備の国イタリアの名門チーム「ユーヴァース」に所属することとなった愛空は、攻撃偏重なエゴ剥き出しのプレーヤーたちに対して的確に攻撃の芽を摘み取る能力にさらに磨きをかけていく。
実在するプレーヤーで愛空に近い能力を持つと感じるのは、日本代表でも不動のCBとして歴代の代表選手の中でもトップクラスの評価を誇る、イングランド・プレミアリーグの名門アーセナルに所属する冨安健洋だ(2024年2月現在)。彼もまた188cmという長身であり、世界の屈強なプレーヤーと対峙しても渡り合えるフィジカルに加え、サイドバックとしてのスピード、左右どちらの足でもクオリティの高いパスを出せるプレー精度に加え空間把握能力にも非常に長けた選手だ。
冨安と愛空のダブルCBという夢の共演が実現しないものかと思わず願ってしまう。愛空が将来の日本代表チームのDF陣の一角を担うであろうことは想像に難くない、今後の活躍に大注目の存在だ。オリヴァ・愛空の名を覚えておいて損はないだろう。