【漫画】作者は中学3年生!? ヤキモチを妬くと火を噴く女の子を描いたラブコメが眩しい
「新人賞で佳作以上をとりたい」
――今回『ヤキモチを妬くと火を噴き出してしまう女の子のお話』を制作した経緯を教えてください。
涼宮:新しい担当編集者さんに相談しながら今回の漫画を制作しました。「ぶっ飛んだ個性が欲しい」と思っていた時、「ヒロインが火を噴き出す!」という設定が頭の中にパッと浮かびました。その後はトントン拍子でアイデアが湧き、本作を仕上げていきました。
――なぜ「ヒロインが火を噴き出す!」という設定が浮かんだのですか?
涼宮:当時ハマっていた漫画でドラゴンが火を噴き出すシーンがあり、その影響があったのかもしれません。当初は「スキー合宿に来て雪山で遭難した紘を火を使い助ける」というストーリーだったのですが、ボツになってしまいました。そこで担当編集者さんと相談しながら、徐々に今の形になりました。
――紘と火純はどのようにして作り上げましたか?
涼宮:まず火純は、火が燃えるようなふわふわしているイメージで制作しました。また、紘は火を喰らった時、髪型がもこもこになって欲しかったので、基本的にはツンツンした髪型にしました。紘の髪は弟の硬い髪をモデルにしています(笑)。
――火純が火を噴くシーンは豪快でしたね。
涼宮:火を吹くシーンではトーンとしてグラデーションを使用しました。調節が難しく、何度も試行錯誤しながら豪快に見えるように努めました。
――火純が別れ話を切り出すシーンは一気に雰囲気がシリアスになっていました。このシーンの雰囲気作りで意識したことは?
涼宮:とにかく「冷たく、冷たく」と思いながら描きました。自分も2人に感情移入してしまい、真顔で描いていたと思います。シリアスなシーンは、自分自身のテンションを下げて描いています。
――今後はどのように漫画制作を展開していく予定ですか?
涼宮:将来的には、プロの漫画家としてデビューして活躍したいと考えています。そのためにも、まずは月例賞で何度か受賞して、新人賞で佳作以上を獲ることが現在の目標です。また、私の原点でもあるエッセイ漫画『不登校女子の道』を完成させることも併行して進めていきたいです。