稲垣吾郎、湊かなえの『少女』を朗読、Audibleによる配信が話題 

稲垣吾郎、湊かなえの『少女』を朗読

 世界最大級のオーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービスであるAmazon オーディブル(以下、Audible)は、11月14日から湊かなえさんの作品を4日連続配信スタートしている。第1弾は『少女』、稲垣吾郎の朗読で楽しめる。

 本日配信の『少女』(双葉社)は、『告白』(双葉社)に次ぐ著者の第2作目にして書き下ろし作品。2人の高校2年生の女の子が、「人が死ぬ瞬間」を見たいという欲望と願望を胸に過ごす衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。2016年には映画化され、映画で高雄孝夫を演じた稲垣吾郎が、Audibleでは朗読を担当する。少女達の心の闇と光を描いたストーリー『少女』を稲垣吾郎の朗読で楽しもう。

 映画『少女』では高雄孝夫役を演じましたが、今回は主人公の「少女」も私が朗読するという新たな経験で、自分が関わった作品の中で異なる役柄を演じることがとても面白かったです。録音ブースの中で作品を朗読することでその世界に完全に没入できる素晴らしい経験でした。湊かなえ作品は毎回、ぞくぞくするような展開や予測不可能なラストシーン、そして人間の本質を巧みに捉えた心理描写に驚かされます。ぜひAudibleでお楽しみください。――稲垣吾郎コメント

作品詳細

少女
配信日:11月14日
著者: 湊かなえ
ナレーター:稲垣吾郎
URL : https://www.audible.co.jp/pd/B0C7LBK3ZF
親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら、死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く――死の瞬間に立ち合うために。高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。

プロフィール

稲垣吾郎
1973年12月8日生まれ、東京都出身。2017年11月には同じ事務所CULEN(カレン)に所属する草彅剛、香取慎吾と共に日本財団パラリンピックサポートセンターのスペシャルサポーターに就任。2017年「GQ MEN OF THE YEAR 2017」のインスピレーション賞を受賞。TBS「ゴロウ・デラックス」や文化放送「編集長 稲垣吾郎」などに出演しており、出演映画「クソ野郎と美しき世界」が2018年に公開、主演映画「半世界」「ばるぼら」は2019年に公開。

湊かなえ
1973年、広島県生まれ。2005年、第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。07年、第35回創作ラジオドラマ大賞受賞。同年「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞。08年同作品を収録した『告白』でデビューし、「2008年週刊文春ミステリーベスト10」第1位、09年本屋大賞を受賞。また14年には、アメリカ「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙のミステリーベスト10に、15年には全米図書館協会アレックス賞に選ばれた。12年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。16年『ユートピア』で山本周五郎賞を受賞。18年『贖罪』がエドガー賞(ペーパーバック・オリジナル部門)にノミネートされた。近刊に『未来』『ドキュメント』『残照の頂 続・山女日記』『湊かなえのことば結び』などがある。

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