日本唯一の専門誌『ウイスキーガロア』12月号 日本のクラフト蒸留所に注目

日本唯一の専門誌『ウイスキーガロア』刊行

 世界的にジャパニーズウイスキー人気が高まる中、日本のクラフト蒸留所も大きく変化している。本誌初掲載の新たな蒸留所から快進撃を続ける蒸留所まで、最新現場を徹底取材。前号に続き、巻頭特集でお届けする。

 株式会社ウイスキー文化研究所は、日本で唯一定期刊行されているウイスキー専門誌『Whisky Galore(ウイスキーガロア)』12月号(Vol.41)を2023年11月10日に発売した。全国の書店、Amazonなどのネット書店、ウイスキー文化研究所オンラインショップでご購入できる。

 巻頭特集「日本のクラフト蒸留所2023 後編」。前号に続き、後編では甲信越~九州にかけて日本列島を縦断。新たにオープンした蒸留所、国内外で躍進を続ける既存のクラフト蒸留所、計9ヵ所の現場をリポートする。

 『ウイスキーガロア』で初取材&初登場となるのは、そのうち6ヵ所。富士山の伏流水と直火焚き蒸留にこだわる「富嶽蒸溜所」、兵庫県養父市の山奥に誕生した「養父蒸溜所」、焼酎「さつま白波」などで知られる薩摩酒造が手がける「火の神蒸溜所」、サントリー独自のライスウイスキー造りを担う「大隅酒造」、長濱蒸溜所の姉妹蒸留所でもある「菱田蒸溜所」、和甕を使った発酵も実験中という「小牧蒸溜所」。新たにウイスキー造りに参入した創業者、造り手たちの現場に迫る。

 さらに、着々と進化している既存の蒸留所も目が離せない。本坊酒造第2の蒸留所となる「マルス津貫蒸溜所」、ディアジオとの資本提携が話題となった「嘉之助蒸溜所」、新たなウェアハウスを計画中の「海峡蒸溜所」。世界に向かって躍進する蒸留所の現在を、徹底リポートする。

 ウイスキーコニサー資格認定試験がスタートしてから20周年を記念して発足したウイスキーコニサークラブ(WCC)。コニサー資格保有者が入会できるこのクラブの今後について、マスター・オブ・ウイスキー13名からの提言を紹介。また、マスター7名による試飲ブースが大盛況となった「ウイスキーコニサークラブ」発足記念イベントの模様もリポート。本格始動したウイスキーコニサークラブの全貌をお伝えする。

 日本のウイスキー百年を繙く「ペリー来航物語」下田編。日本人が初めてウイスキーを飲んだのは、黒船来航がきっかけだった――。1853年に来航したペリー提督が持参した数々の“お土産”のなかに、アメリカンウイスキーとスコッチウイスキーがあったという公式記録を発端に、ペリーの足跡を辿る本連載。今回は、開国、日米和親条約を締結した地、下田を訪ねる。

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