羽生結弦の16シーズン・300点以上の写真が一冊に ここだけのエピソードや撮影秘話も満載
2007年以降、羽生結弦の16シーズンを追い続けた軌跡が一冊となった『G.O.A.T 2007~2023 羽生結弦写真集』(JTBパブリッシング)が、12月7日(木)に発売される。
【写真】ノービス・ジュニア時代からの16シーズンの軌跡を時系列順で見る
本書は、羽生結弦を2007年以降15年以上にわたり撮影してきたフォトグラファー坂本清による写真集。ノービス時代からプロ転向後まで、国内外の競技会やアイスショーで撮影した10万枚以上の中から厳選した写真を美麗なデザインで紹介。三方箱入り200ページ超の豪華仕様。本書が初公開となる写真も多数掲載した。
坂本は、羽生結弦を撮り続けてきた時間の長さに関しては5本の指に入るフォトグラファーだが、これまでフィギュアスケート専門誌を中心に写真を提供する以外「撮り手として自分はあくまで裏方。前に出すぎるのもどうか」という思いから、単独では写真集を出してこなかった。
しかし、羽生結弦が競技生活にピリオドを打ち、プロ転向して1年が過ぎた今「これからもスケーターとしての羽生結弦を撮り続ける、彼が氷を降りる日が来るまで撮り続けたいと自分の中で確信できた」決意表明として、本書を制作することとなった。発売予定日の12月7日は、羽生結弦の29歳の誕生日にあたる。
競技会もアイスショーも含めて15年以上の軌跡を一冊で見られる写真集は本書が初。「被写体を通じた自己主張より、被写体の放つ輝きをそのまま写し取る」のが撮影にあたっての坂本の思い。スポーツフォトグラファーとして、綿密に準備した上で過度に作り込まずさらりと撮るのが魅力だ。
時系列順に、全4章で構成。4章の内訳は「2007~2014年(ソチ五輪シーズン)」「2014~2018年(平昌五輪シーズン)」「2018年(北京五輪シーズン)」「2022~2023年(プロ転向以降)」。前半後半の間の「インターミッション」では、練習着姿や2度の金メダル獲得後の凱旋パレード、表彰式や公式会見などでの様子を紹介している。
巻末には、坂本による撮影時のエピソードや思い出コメントを収録。「『SEIMEI』を撮る時のベストポジションは?」「撮るのが難しいプログラムは?」「ひとつのプログラムでだいたい何枚ほど撮る?」「撮っていて鳥肌が立った演技は?」長くフィギュアスケートを撮り続けてきたフォトグラファーならではのこだわりや視点が読めるのは本書だけだ。
書誌概要
【書 名】『G.O.A.T 2007~2023 羽生結弦写真集』
【定 価】 4620円(10%税込)
【仕 様】 A4 変型判( 縦260mm ×横210mm)。三方箱入り、ジャケット掛け、本文オールカラー、208ページ
【発売日】2023年12月7日(木)
【発 行】JTBパブリッシング
【販 売】 全国の書店、ネット書店
©Kiyoshi Sakamoto