2023.09.09 10:00 翻訳家・黒原敏行に訊く故・コーマック・マッカーシーの凄み「徹底したリアリズムによって描かれた世界は現実さえも幻影となる」 画像ギャラリー [7/12] 文・取材=すずきたけし すずきたけし黒原敏行コーマック・マッカーシー ポスト シェア ブックマーク LINEで送る 前のページ 次のページ 19世紀半ばのアメリカ。14歳で家出した少年は、各地を放浪した末にグラントン大尉の率いるインディアン討伐隊に加わった。彼はそこで隊の一員である異形の大男、ホールデン判事を知る。戦争は神だ―にこやかにそう述べる判事とともに、一行は荒野をわたり、暴虐の限りをつくす旅をつづけるが。美しく情け容赦のない世界とそこで生きる人々の生と死を冷徹な筆致で描き上げた、マッカーシー初期の代表作。 (画像 7 / 12 ) 前のページ 記事に戻る 次のページ この記事の画像一覧