【漫画】友人になるはずがなかった二人の男子高校生がなぜ意気投合? 人間関係の機微を描く『がんばれ石塚!』に共感&感動
「そんな青春があったら素敵だなぁ」という気持ちを込めて
ーー『がんばれ石塚!』を制作した経緯を教えてください。
猫谷:読み切りコンペに提出するための作品として企画案をいくつか考え、担当さんとの打ち合わせを経て『がんばれ石塚!』を描くことが決まりました。
ーーカラオケを舞台にした、正反対の性格の男子高校生の青春友情物語でした。ストーリーや設定はどのようにして作り上げたのですか?
猫谷:打ち合わせをする中で、担当さんから「猫谷さんが“男性の魅力を描いた作品”を見てみたい」と言われ、そこから「男子高校生2人が主人公の話を描いてみよう」と思いました。カラオケが舞台なのは、私自身カラオケに行くのが好きだからです。
――マイナーなミュージシャンをキッカケに友情を育む経験は高校生あるあると言えます。猫谷さん自身もそういった経験はありましたか?
猫谷:いえ、私はアーティストをキッカケに友情を育んだ経験はありません。「そんな青春があったら素敵だなぁ」という気持ちを込めて描きました。
――石塚と蒼井という見た目も性格も正反対な2人はどのようにして誕生したのですか?
猫谷:これまで私が描いてきた男性キャラは、どちらかというとウジウジとした性格が多かったです。今回は新たな挑戦として、なるべくカラッとした性格になるよう意識して作りました。ビジュアルは2人の性格を意識して描きました。
――“仲良くなりたいけど話しかける勇気がない”という蒼井の心理がとても高校生らしく感じました。
猫谷:特に何かを意識して描いたということはなかったのですが、蒼井の心理描写を細かく描くのが個人的にとても楽しかったです。2人の距離感を丁寧に描くことができて良かったです。
――後半に柏木芽衣子の楽曲「キツツキ」が登場しました。歌詞はどのようにして考えたのですか?
猫谷:ストーリーを考えた後に歌詞を考えました。「石塚と蒼井がこれほどファンになるアーティストの歌詞って一体どんなだろう」と悩みました。
――最後に今後の目標など教えてください!
猫谷:もっと面白い漫画を描いて、よりたくさんの人に作品を楽しんでもらえたら大変嬉しいです。宣伝情報を公開できるようになったら、Twitterアカウントで随時お知らせする予定です。
■『がんばれ石塚!』の続きを読むにはこちら
https://comic-days.com/episode/4856001361314174577