山田風太郎による稀代の名著『人間臨終図巻』を漫画化 山下清、ルノワールなど……芸術家の死に際の言葉とは?

山田風太郎による名著『人間臨終図巻』漫画化

 著名人923名の死に際を切り取った稀代の名著『人間臨終図巻』(山田風太郎原作/徳間文庫/全4巻)の、気鋭・サメマチオによる漫画化、第三弾『追読 人間臨終図巻 芸術家編』(徳間書店)が、4月28日(金)に刊行される。

 「私は絵を描きながら死にたいんだ」(セザンヌ)。「ずっと考えていたんだが、きょう僕は死ぬよ」(ドストエフスキー)。「人間、死んだら何もできなくなるもんな、やっぱり」(山下清)。「僕の遺稿の全部、中身を読まずに焼却してくれたまえ」(カフカ)。「僕は智恵子とふたりでいつも話しあっている」(高村光太郎)。「くそっ、なんてこの世は美しいんだ!」(ルノワール)。「マチスのバカヤロー!」(岸田劉生)。――などなど、芸術家ならではの深みを持った今際の際の言葉に、何を思うのか?

 死は誰にでも平等に訪れます。しかし、どのタイミングで、どのように訪れるかは誰にもわかりません。この「不確かな死」を集めること923人分。古今東西著名人を網羅した圧巻の名著が『人間臨終図巻』です。本書では、その中から芸術家125名を抜粋し漫画化しました。天才ばかりを集めたことで際立つ、その死の濃密さ。ぜひ「メメント・モリ」を共感して頂きたいです。――サメマチオ

書誌情報

タイトル:追読(ついどく)人間臨終図巻 芸術家編
著者:サメマチオ
原作:山田風太郎
定価:1925円(税込)
判型:A5判変形 並製
ページ数:176ページ
刊行年:2023年4月
ISBN:978-4-19-865625-6
商品ページ:https://www.tokuma.jp/book/b626210.html

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