「ことのは文庫」より、想いと涙で綴る感動の青春小説『君が、僕に教えてくれたこと』が発売
「ことのは文庫」より最新刊、男子高校生と幽霊の切なくて愛おしい2カ月間を描いた『君が、僕に教えてくれたこと』(マイクロマガジン社)が、3月20日に発売された。今、読むべき切なくて温かい青春物語だ。
【写真】コンビニの前でセーラー服姿の幽霊と出会った男子高校生
幽霊が見える天(てん)は、見た目は怖いけど頼まれると断れない性格のせいで、今まで何人もの幽霊を助けていた。そんな自分に嫌気がさしていたある日、コンビニの前に立ちつくすセーラー服の幽霊・陽菜(ひな)と出会ってしまう。「お願い。あたしのお姉ちゃんを守ってほしいの」――頼みごとばかりしてくる幽霊には、もううんざりしていた天だったが、その陽菜の願いがきっかけとなり、ふたりの抱えていた切なくも愛おしい、それぞれの伝えたい想いが交錯しはじめる――。
セーラー服姿の幽霊との出会いが、止まっていた時間を再び動かしていく物語。書店員、レビュアーからも「切なくてあたたかい」「涙が止まらない」と、感動の声が続々と届いている。
「大切な人を亡くした悲しみを抱えながらも明日へ進んで行こうとする、切なくて温かい物語。今を生きる私達を勇気付けてくれます。」(TSUTAYAサンリブ宗像店 渡部知華さん)
「作品全編を優しく包み込む登場人物たちの濃やかな愛情に涙すること多々。ふとした瞬間に微笑みを誘う描写も多く心が和みます。」(レビュアー DTSさん)
「別々に歩んでいたと思われる登場人物のそれぞれ抱えた悩みが、最後は解けた1本の糸のようにつながってスッキリ纏まっていたと思います。読んでいて涙が止まりませんでした。『涙をためすぎちゃうと、上手く笑えなくなっちゃうからね』というセリフがとても素敵。」(うさぎや宇都宮テクノ店 太田さん)
作品情報
君が、僕に教えてくれたこと
https://micromagazine.co.jp/book/?book_no=1489
小説:水瀬さら/装画:フライ
ISBN:9784867164013
定価 :792円(本体720円+税10%)
発売日:2023年3月20日