【漫画】憧れの先輩に告白してみたら、思った以上に男前だった!? 青春の“まさか”を描くSNS漫画が話題

――本作には多数のいいねとRTが集まりましたが、その理由をご自身はどのようにお考えですか。

文之助:タイトルから想像する結末と実際のギャップが要因のひとつだと思います。「男前」と聞いて男の子がカッコいいのかな、と読み始めた方が多かったと感じるので。あとは矢野のひたむきさに好意を寄せてくれた方もいたかもしれません。

――制作経緯も教えてください。

文之助:歩きながら考えていた際に、ふとミスコン用のドレスを見かけるシーンが頭に浮かんだんです。さらに「そのドレスを見ているのはどんなふたりだろう?」と想像したら、キャラクターのアイデアが降ってきて。あとは「この女の子に『私の(純白の)ドレス姿、君は誰よりも近くで見るつもりなんだと思ってた』というセリフを言わせたい!」という一心で描き切りました(笑)。

――前後の細かいストーリーはどのように?

文之助:結末を定めた上で、そこへつなげるためのストーリーを肉付けした形です。もともと先輩がキスをする展開までは考えていなかったのですが、描き進めていく中で、そうさせた方がセリフや先輩のかっこよさが際立つのではないかと考え、途中で急遽追加しました。

――もし実際にこういう出来事が自分の学生時代に起きてたらどうしますか。

文之助:呆然とすると思います(笑)。こんな漫画みたいなことあるんだなと感動するかもしれません。創作と現実は別物と考えているのでなかなかリアルに起こった場合を想像するのは難しいですが、あったら素敵だなとは思います。

――背景の色も気になりました。

文之助:SNSで漫画の投稿を始めた当初からずっとブレずに背景を水色にしています。「漫画」というとモノクロのイメージが強かったのですが、SNSに投稿する分にはカラーでもモノクロでもお金もかからないし、どうせならパッと見た時に色があった方が華やかかなと思って、そうするようになりましたね。ちなみに水色なのは単純に自分が好きな色だからです。

――影響を受けた作家などはいます?

文之助:子供の頃は種村有菜先生や、春田なな先生の作品(少女漫画)を読んでいました。意識はしていませんが、多分そこから影響を受けているかと思います。

――普段はどのようなルーティンで制作をしているのでしょう。

文之助:今はあくまで趣味で描いているので、決まった流れはありません。描きたいアイデアがどこかへの移動中などで浮かぶことが多く、浮かんだら大体その日のうちに描いています。最近は時間が取れないことも多く、書き留めておいて時間があるときに描くなどもしていますね。

――今後描きたい題材や展望などがあれば教えてください。

文之助:テーマはやはり恋愛ですね。今はキャラクターを固定せず、描きたいものを自由に描いていますが、いつかは長く愛されるようなキャラクターを創って長編も描いてみたいと思っています。また自分の作品だけではなく、小説の表紙絵や書籍の挿絵、また動画用のイラスト制作など、機会があれば色々なことにチャレンジしてみたいですね。

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