【漫画】コーヒー中毒男子 VS スイーツ女子、相手を落とすのは? SNSで公開されたグルメ&ラブコメ漫画がすごい

カフェでのアルバイト経験

――『ビタースウィートアディクション』制作のキッカケは?

津上:当時バトル系の読切漫画を「スピリッツ」さんで描いたばかりで、その反動から「ゆったりとした漫画が描きたい」と思い、コーヒーを絡めた可愛い恋愛ものをパッと思いついたことがキッカケです。その時、『その着せ替え人形は恋をする』(福田晋一)が面白くて一気読みしたので、“めちゃめちゃ主人公を欲するヒロイン”を描きたい欲があったのかもしれません(笑)。

――スイーツが大好きな先輩、甘美にモデルはいたのですか?

津上:忘れました(笑)。ただ、前回の読切が垂れ目で黒髪の女の子がヒロインだったので、「その逆でいってやろう」と思ってた気がします。ちなみに、甘美のキャラ像は“男だったら一目惚れしちゃうんじゃないか”と思うくらいの可愛さを目指して描きました。“普段は隙だらけだけど、スイーツのことになるとギャップがすごい”ということを意識しましたね。

――コーヒーを淹れる描写がとても詳細に描かれていましたが、もともとお好きだったのですか?

津上:コーヒーを飲むのも淹れるのも好きです。ドトールコーヒーでバイトしていた経験があって、なんとなく身近にコーヒーがありました。その知識に加えて、本作のために少し専門的な勉強もしました。

「死ぬまでに単行本100冊出す」

――甘美がコーヒーを飲んだ時の描写は、『賭博破戒録カイジ』のカイジが地下施設でビールを飲んだシーンを彷彿とさせるような勢いを感じました。

津上:“悪魔的な美味しさ”を描きたかったので嬉しいです(笑)。少し前のページで主人公がケーキを食べて目からビームを出して、今後の人生を追体験するシーンを描いてしまったので、「それを越えなきゃ!」と思って宇宙に飛び出させてみました。

――今後の展開も考えられそうな終わり方で、続編を求める声も多く寄せられていました。続きのストーリーを制作する予定などはあるのでしょうか?

津上:掲載元の担当編集者さんとは「いつか連載にしよう」と話していて、「続きが描けるといいな」とは思ってます。

――ちなみに制作中にコーヒーを飲むのですか?

津上:毎日飲んでいる気がします。カフェイン中毒にならないといいのですが、結構な量を飲んでいます。

――最後に今後の活動について教えてください。

津上:12月末から「月刊!スピリッツ」で『ドクドクドク』というSFバトル漫画の連載が始まる予定です。ぜひ読んでほしいです! また、読切を1本と別の連載作品をもう1本準備しています。こちらはTwitterなどで追って報告しますので、SNSもチェックしてもらえると嬉しいです。「死ぬまでに単行本100冊出すことが野望ですので、今後も制作に取り組んでいきます!

■津上昌也さんのTwitter
https://twitter.com/Makaje_Gt

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