【漫画】漫画家が甥っ子を主人公にしない理由に涙……『無いものねだりのヒーロー』に感じる夏の郷愁

 夏は気分が何かと高揚するシーズンだが、同時に感傷的な瞬間も多く訪れる。6月14日にTwitter上で公開された創作漫画『無いものねだりのヒーロー』はまさに、わずか10ページの間で読者を郷愁に誘い、胸を切なく締め付ける物語だ。

 漫画家のこーちゃんには、わんぱく坊主な甥っ子がいる。夏休みということもあり、毎日元気な姿を見せる甥っ子だがある日、自分を漫画のモデルにしてほしい、と提案される。これになぜかこーちゃんは難色を示すも、甥っ子はめげずに何度もお願いする。ページが進むにつれ、こーちゃんと甥っ子の間には、優しくも儚いすれ違いが浮き彫りになる――。

 作者のもりとおるさん(@oru_orum)は、本業で漫画制作を行っているプロの漫画家。今の時期にぴったりな、ノスタルジックな世界観の本作が描かれた経緯など話を聞いた。(望月悠木)

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