【漫画】「恋人らしいこと」すると、しんどいーーアセクシャルの葛藤を描いた創作漫画が伝える恋愛の多様性

 性的指向や性自認について正しい理解が求められているなかで、恋愛それ自体に興味を持たないセクシャリティが存在することも知られるようになった。Twitter上で公開された創作漫画『「恋人らしいこと」すると、しんどい』は、そんな「アクセシャル」の女子大学生の心理を細やかに描き、反響を呼んでいる。

 他人に性的欲求も恋愛感情も抱かないセクシャリティ=アセクシャルの女子大学生・キリは、恋人・山下との交際に憂鬱さをつのらせていた。ただ、自分を好いてくれる山下を傷つけることに罪悪感があり、なによりみんなの“常識”に従うため、自身の気持ちに蓋をして交際を続けるが――。

 現在、漫画家アシスタントとして、日夜プロの漫画家を目指して研鑽を積んでいる作者・東洋トタンさん(@To_Yo_Tutan)。自身の経験から、アセクシャルについて深く調べ、そのことが創作につながったというトタンさんに、本作で訴えたかったこと、キリの繊細な心理描写はどのようなに意識したのかなど、じっくり話を聞いた。

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