【漫画】不完全なまま“大人”になっていく苦痛……「全知全能の先生と僕の話」がグロテスクで美しい

 美しいがグロテスク、いやむしろ、グロテスクだからこそ美しいと感じる、上質なファンタジー漫画『question』(全知全能の先生と僕の話)が、Twitter上で公開されている。

 舞台は子どもたちと先生しか登場しない、不思議な世界。子どもたちは月に数回配布される本を読み、その本の中から一つだけ質問を選び、先生に答えてもらう。そんな無機質でありながら混沌とした空間の中、主人公の“僕”は学びを続けるうちにこの世界の本質を知ることに――。

 作者のたたみさん(@ripblossom)は、子ども時代の漠然とした後ろ暗い感情を作品に落とし込んだという。セリフに頼らず、物語に読者を引き込むこの物語は、どのようにして生まれたのか。制作における今後の構想についても話を聞いた。

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