麒麟・川島明がマンガと真剣に向き合い続ける理由 「作者の方は命がけで描いている」
現役の書店員が「その方がオススメしたマンガは次の日の朝から、すぐなくなっちゃうんです」とコメント。それほどまでの影響力を持った1人の芸人がいる。
その人物は麒麟の川島明だ。テレビ朝日のトークバラエティ番組『アメトーーク!』の「マンガ大好き芸人」で活躍する姿を記憶している人も多くいるだろう。
そんな川島のマンガ愛を深掘りするべく、MBS・TBS系の教養バラエティ番組『教えてもらう前と後』では彼の特集が組まれた。川島は番組スタッフに「どのくらいマンガを読みますか?」と聞かれると、「1日に2~3冊は新刊を読みます。新幹線移動が多い時は、1回新幹線に乗るのに、20~30冊持ち込んで、大阪~東京間で読みますね」と明かした。
これまでに読んだマンガはなんと1万冊以上。その豊富な知識から雑誌のコラムを依頼されるなど、活躍の場を広げている。しかしながら、朝の情報番組のMCを務めるなど多忙な川島が時間を縫って、なぜそんなにマンガを読むのかーー。川島は「作者の方は命がけで描いているので、読む側としてもいろいろ知識を持って、準備した上で読まないと、作者が本当に伝えたいことって読み込めてないかもしれないんじゃないかと思って。雑学を持って読むと、さらに面白さが広がるんです」と答えた。
川島は、番組の中で、国内累計発行部数1億2000万部以上の井上雄彦のバスケ漫画『SLAM DUNK』(集英社)の人気キャラクター・三井寿に関して、「実はただの不良で終わる予定だった」と、知られざるエピソードも明かした。ほかにも同じく井上雄彦の人気作『バガボンド』(講談社)、原泰久『キングダム』(集英社)、鳥山明『ドラゴンボール』(集英社)など、王道の作品について語る場面も。