菅田将暉は『ミステリと言う勿れ』主人公・久能整をどう演じる? ミステリアスな魅力を考察
また「episode4 思惑通りと予定外」で広島県を訪れた整。登場人物と共に食事をするシーンや広島県を離れる際にとある人物と交わした駅でのやり取りは、彼の過去に関連するように描かれた。そして物語が進むにつれ整の将来の夢、そして家族との過去が少しずつ明らかになっていく。
何色にも染まらず個の色が見えにくい整であるが、作中では整を読み解くためのヒントが提示される。綿密に練られた整という人物が、物語の進行に合わせ少しずつ明らかにしている点こそ、読者が整に引き付けられる理由なのかもしれない。
そんな整を菅田将暉が演じるという情報に、一部の原作ファンの間では、整の独特なキャラクターと菅田氏のキャラクターがマッチするか、という議論も巻き起こっている。周りの色に染まらず不明瞭な整のキャラクターに、演技力の高さから「カメレオン俳優」と呼ぶ声も多い菅田氏はどんな色をつけるのか。ドラマ放映が開始されたあとも、整には多くの注目が集まりそうだ。