【漫画】もしも守護霊が“性悪イケメン”だったら……? Twitterで話題『ツいてない女に性悪な守護霊が憑く話』の魅力

漫画『ツいてない女に性悪な守護霊が憑く話』 

ーー守護霊もイケメンなのに、イケメン感出さないところがいいですね。作品を描く際に苦労したことはありますか?

えもふうさん提供

えもふう:美形をブサイクに描くのが好きなんです(笑)。それはフォロワーさんにも言っていただけて、あの顔は自分でもよく描けたなと思いました。苦労したポイントはモモがタクシーに轢かれそうになるシーンですね。車を描くのが苦手でタクシーの資料をたくさん集めました。

ーーストーリー性もさることながら、コマ割りとテンポ感がすごく良くて、まるでプロの方の作品を読んでいるようでした。

えもふう:嬉しいです、多分それはプロを目指していた時に担当してくださった編集さんの意見を参考にしているからかもしれません。高校生の頃から「週刊少年ジャンプ」などに作品を応募していたこともあり、その後「モーニング」の「THE GATE」、「ちばてつや賞」で奨励賞いただいたんですが、これ以上やっても芽が出ないなと諦めてしまったんですね。

ーー当時はそれほどに大変だったんですね。

えもふう:商業用の漫画を書くことと、描きたい漫画を描くことがこんなにも違うんだという現実に打ちのめされてしまいました。その後は一旦離れて趣味として漫画をTwitterで投稿するようになりましたが、賞を目指して頑張るよりも直接感想をもらえる今が楽しいですね。

ーー印象に残った反響はありましたか?

えもふう:一番嬉しかったのは作品の考察ですね。1ページ1ページに感想や考察を残してくれたり、そういう読み方やコメントをもらえるのが嬉しいです。意図した見方と違う作品の一面を知ることができ、次作に活かしてみようと思うこともあります。

ーー読者に読んでもらいたいポイントは?

えもふう:まずはモモと守護霊二人の絡みを楽しんでもらいたいです。今後は二人の過去と出会いの意味、なぜ彼女はツいてない人生を送ることになったのか。あとは守護霊の過去をちょっと描いていきたいですね。果たして二人の出会いは偶然だったのか、その辺りが注目のポイントです。読んでいただけるだけで嬉しいですし、感想一つひとつが力になりますので、これからも温かく見守っていただけますと幸いです!

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