スナフキンとムーミンが表紙「FRaU」MOOK第3弾 テーマは「私の働きかた改革」
女性誌初の「1冊丸ごとSDGs特集」を創り続ける「FRaU」のMOOK、第3弾が4月19日講談社より発売された。第3段のテーマは「WORK 今日からはじめる、私の働きかた改革」。自分に合う働きかたを見つけるために、リモートワーク、ワーケーション、複業、二拠点生活、新しい仕事道具など様々な視点から取材したヒントとアイディアを紹介している。
巻頭では「働くを考える人」と題し、橋本愛、片桐仁、滝川クリステル、市川染五郎、内山理名、田中貴(サニーデイ・サービス)といった面々に、働くことや新たなキャリアへのチャレンジについてインタビュー。日常が大きく変わった今だからこそ感じる「働く」ということの意味について改めて語ってもらった。
橋本愛の撮影テーマは「仕事風景」。彼女の仕事風景(この日の撮影風景)をそのままシューティングしたというもので、その日の撮影スケジュールなども紹介している。インタビューでは自分と仕事との向き合い方、壁にぶち当たったときの対処方法、渋沢栄一を描いた大河ドラマに出演していることについてなどを中心に語ってもらった。10代から俳優として活躍しつつも、25歳になってからアクティングコーチに師事して改めて演技を学び始めたことが大きな転機になったと告白している。
ラーメンズの片桐仁。学生時代から抱えてきたあるコンプレックスにより、肩書に向き合えなかったこともあったが、「受け身になって流されていた」うちに、それが”片桐仁業”になったと話す。
キャスター・ラジオパーソナリティなど多方面で活躍する滝川クリステル。2014年には一般財団法人を立ち上げ、アニマルウェルフェアの向上、犬猫の殺処分ゼロ、野生動物の保護への協力など精力的に活動している。
また本誌では「理想の働きかたをつくる」3つのスタイルをQ&Aと実例で紹介している。1つめは好きな場所で働く「リモートワーク」。場所や時間にとらわれない働きかたは、コロナ禍の後押しもあって今急速に注目を集めている。ここではワーケーション(work ✕vacation=workation)にフォーカスし、初めてのワーケーション体験記、ワーケーション聖地巡礼と題した南紀白浜、長崎壱岐、淡路島の3スポットを掲載。
2つめは「複業」。収入UPのための副業だけでなく、まったく違う職種を同時に働くスタイルはパラレルワーク(=複業)と呼ばれ、収入だけでなく信頼や知識、やりがいなど精神面も豊かにしてくれる働きかた。「私とフクギョウ」ではさまざまな複業事例を紹介。
3つめは、暮らしから考える「二拠点生活&移住」というスタイル。近年、都心から自然や田舎暮らしを求めて希望者が急増しています。暮らしを変えたことで新しく見えてきた仕事への向き合いかたなど、新しい生き方を手に入れた3組を紹介している。
今回の「FRaU」の表紙に抜擢されたのはなんと、ムーミン谷の人気キャラクターでもあるスナフキン。自由を愛し、多様性を尊重するスナフキンの言葉には、これからの働きかたのヒントがいっぱい。フィンランド在住のムーミン研究家である森下圭子が解説している。
特別付録は作家トーベ・ヤンソンの原画をそのまま使用したFRaUオリジナルシール。新版『ムーミン谷の彗星』(講談社)からスナフキンとムーミン谷の仲間たちとの交流シーンをピックアップ。一つ一つのシーンに対話を大事にするスナフキンの姿が垣間見られる。
【SDGs号編集長 熱田千鶴より】
働き方は、生き方です。人それぞれ人生が違うように、働くスタイルも多種多様、正解はありません。
会社や周りの力を借りながらも最終的には、どのように働くかは自分の意思で改革していくしかありません。このMOOKでは、「私の」「私のための」働き方を改革するためのヒントを集めました。誰のためでもなく、自分自身のために、新しい働き方を探しにいきましょう。
■書誌情報
『FRaU SDGs MOOK WORK』
出版社:講談社
発売:4月19日
価格:1000円(税込)
【目次】橋本愛 働くこと、生きること
働くを考える人 片桐仁/滝川クリステル/市川染五郎/内山理名/田中貴
スナフキン流❝対話❞に学ぶ、これからの働きかた
好きな場所で働くリモートワークQ&A 初めてのワーケーション
複業Q&A 私とフクギョウ
暮らしから考える 二拠点生活&移住Q&A
働くを考える本と映画
心地よく家で働くアイデア
リモートワークのための新・仕事道具カタログ etc…