西加奈子、BiSH絶賛! チャットモンチー元ドラマー高橋久美子、初の小説集『ぐるり』刊行

チャット元ドラマー高橋久美子、初小説執筆

 ロックバンド・チャットモンチーの元ドラマーで、現在は作家・詩人・作詞家として活躍中している高橋久美子が、初めてとなる小説集『ぐるり』を筑摩書房より発売する。発売日は2021年4月16日の予定。

 西加奈子やモモコグミカンパニー(BiSH)などもその才能に魅かれ、いま注目を集める書き手のひとりである高橋。本作は、夫婦・友達・親子などを通し、私達の奇跡のような日常を切り取った19篇の短篇小説が収録されている。装画・挿絵は奈良美智が担当している。

著者:高橋久美子コメント

私達は地球のどこかですれ違っているーー。
登場人物たちの過去・現在・未来のどこかが、
かすかにクロスする物語を描きたいと思いました。
すれ違うだけで出会うことのなかった人、
ある瞬間だけ一緒に過ごした人、
物や気配だけが今も残っていたりすること。
そういう何気ないものが積み重なってできた、
奇跡のような今日を歩いているのだと思います。

西加奈子コメント

鳥の目線ではなく、もちろん神の目線でもなく、もしかしたら作家の目線でもない。
まるっきり人間の目線で、人間のすぐ隣にいながら、これを書いている。

モモコグミカンパニー(BiSH)コメント

「振り向いて」と本の中から聞こえたような気がした。
それは今まで気が付かなかった私自身の心の声だったのかもしれない。

■高橋久美子(たかはし・くみこ)プロフィール

高橋久美子
高橋久美子

作家・詩人・作詞家。1982年愛媛県生まれ。詩、小説、エッセイ、絵本の執筆の他、様々なアーティストへの歌詞提供や翻訳など創作活動を続ける。主な著書にエッセイ集『いっぴき』(ちくま文庫)、『旅を栖とす』(角川書店)、詩画集『今夜凶暴だからわたし』(ミシマ社)等。翻訳絵本『おかあさんはね』(マイクロマガジン社)は第9回ようちえん絵本大賞を受賞。

■書誌情報
『ぐるり』
著者:高橋久美子
装画・挿絵:奈良美智
出版社:筑摩書房
発売日:2021年4月16日(予定)
価格:税込1,540円

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