『あぶさん』『がんばれ!タブチくん』『ストッパー毒島』……プロ野球開幕前に読みたい懐かしの漫画

プロ野球を扱った漫画5選

パロ野球ニュース

 やくみつるが「はた山ハッチ」名義で描いたプロ野球4コマ漫画『パロ野球ニュース』。出演する選手は全て実名で、かなり毒の効いた大人向けの作品だ。

 その風刺の効いた内容については賛否両論あったが、15巻まで単行本が出版されており、人気は高かった。また、その画力も高く、登場する野球選手の絵は特徴を捉え、非常に酷似していた。若き日のやくみつるの漫画と毒舌を楽しむことで、違った知識を得ることが出来るかもしれない。

ストッパー毒島

 ハロルド作石原作の『ストッパー毒島』。パシフィックリーグに所属する架空球団「京浜アスレチックスに入団した毒島大広の活躍を描く作品である。

 この作品ではイチローや中村紀洋など90年代のパリーグを代表する選手が多数登場し、独特なエピソードが展開される。ヘビーメタル好きの元千葉ロッテマリーンズの初芝清選手が打席に入ると、同じヘビメタ好きのアスレチックス捕手渋谷がバンドについてなじるようなことを囁き、口論に発展する描写などが有名だ。今や人気実力ともに高いものがあるパ・リーグだが、90年代は球場に空席が目立つこともあった。そんな不遇の時代や、個性的な選手を楽しむことができるはずだ。

過去の野球漫画でプロ野球を楽しもう

 今も昔も人気の野球漫画だが、現在は権利の関係もあり、実名選手が登場するケースは極めて少ない。過去の作品で、当時のプロ野球を感じつつ、これから始まるプロ野球に想いを馳せてみてはいかがだろう。

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