BALLISTIK BOYZ 深堀未来&砂田将宏が語る、『BATTLE OF TOKYO』キャラへのこだわり

BALLISTIK BOYZ『BOT』インタビュー

砂田「僕たちのいる世界も、同じものがたくさん存在して、それを皆が求めている」

――ちなみに、他グループのキャラクターで、「やられた」「カッコいい」と感じたキャラクターはいますか?

深堀:ROWDY SHOGUNのゴエモン(陣)ですね。

砂田:ゴエモンかっこいいよね!

深堀:刀はずるいよね!

砂田:あ、でもフューチャーはゴエモンになってたもんね。

深堀:俺、そこ読んでめちゃくちゃアガった!

砂田:だよね!

深堀:ROWDY SHOGUNはカッコいいって思っちゃいましたね。街を守っているヒーロー、戦士って感じがするので。

――本作の特徴として、これまでのライブや映像と違い、マキナという小説独自の視点人物が登場する点です。

深堀:小説はどうやって物語が始まるのか気になっていたんですけど、ひとりの何もしらない少女からという展開に「そう来るんだ」とびっくりしました。MAD JESTERSと徐々に絆が深まっていくのを見て、今後どうなっていくのか、他のグループとの接点が生まれるのか気になりました。

砂田:僕らはまだ絡んでないですからね。

深堀:もしかしたらMAD JESTERSにスキャニングしたJIGGY BOYSが紛れ込んで、マキナを誘拐するかもしれない(笑)。

――JIGGY BOYSは今後どのような活躍をするんでしょうね。

砂田:この本を読んで、活躍をしたくなりましたね。

深堀:わかる(笑)。

――この作品世界の設定には「本物」はコピーできないというものがあります。この設定はおそらく本作のテーマとリンクしているように思います。

砂田:今の時代にすごくあっていますよね。今、僕たちのいる世界も、同じものがたくさん存在して、それを皆が求めている世の中ですよね。その中で人と人との絆もそうだし、ほかにもレアなスニーカーだとか、愛着や魅力のあるものを頑張って手に入れたりもする。それは現代でも同じですよね。

深堀:超東京の世界観や設定は現実離れしたものではあるんですけど、「替えのきかないもの」を求める気持ちは、まっさんも言ってたように、今僕たちが経験している世界と同じこと。それに、この作品は超東京という未来の東京で復興を目指しているストーリーです。こんな大変なご時世だからこそ、キャラクターがこの世界を駆け上がっていく姿には共感できることもあると思います。

――最後に「リアルサウンド ブック」の読者に、本作の楽しみ方をコメントお願いします。

砂田:僕らやグループのことを知っていたほうがいいのかな。小説に出てくるキャラクターの顔が想像つきやすいように、僕らの写真や動画を見たほうがさらに楽しめると思いました。

深堀:逆に、あえて現実の僕たちとは比較せずに、超東京にいる全く別の僕らと認識しながら読むのも楽しいんじゃないかな。マキナのような超東京に住んでいる存在と思いながら、たくさん想像しながら読んでほしいですね。

■書籍情報
『小説 BATTLE OF TOKYO vol.1』
著者:月島総記
発行元:角川文庫
価格:640 円(税別)
発売日:2021年2月25日(*地域・店舗により若干異なります)

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる