マーロン・ブランド、デヴィッド・ボウイ、ジョン・レノン……メンズウェアの歴史ひもとく『メンズウェア100年史』
写真集『メンズウェア100年史』が、10月1日にトゥーヴァージンズより発売された。
ロイヤルファッションから、ナチス体制への反発心を表現していたザズー・スタイル、究極の作業着をデザインしたロドチェンコ、革ジャンを流行らせたマーロン・ブランドの映画、1960年代の「ピーコック革命」、ジョン・レノンの髪型、パンクとクラブ・シーン、時代を先導した雑誌たち、そしてトム・ブラウンのタイトなジャケットまで。この100年間にメンズウエアの世界で巻き起こった革命を、ファッション史家キャリー・ブラックマンによる解説で紹介している1冊。
希少価値のある写真やイラストを通して、この100年の間に、サヴィル・ローの上品なテーラードや、耐久性のあるカーキ色の軍服、制服や作業場で着用されていたデニムなどが、スタイルや色使いにおいてどれだけ変化してきたかということを順序立ててわかりやすく紹介。ハリウッド・スターのファッションや1930年代に活躍した個性的な芸術家たちなどの写真がふんだんに掲載されている。
また本書では、ピエール・カルダンやジョルジオ・アルマーニ、ラルフ・ローレンなどの有名デザイナーたちが与えてきた影響力と1960年代のストリート・ファッションが対比されており、パンクやクラブ・シーンがメンズウエア市場を発展させた経緯についても言及している。
スタイリスト・野口強コメント
「ファッション系の学生にとっても、洋服好きにとっても、我々スタイリストにとっても、まさに貴重な教材」
エディター・淀川美代子
「実はファッションの原点は女ではなく男のスタイルにあったと、この素晴らしい本で改めて認識しました」
■書籍情報
著者:キャリー・ブラックマン
翻訳:桜井真砂美
出版社:トゥーヴァージンズ
価格:本体3,800円+税
https://www.amazon.co.jp/dp/490840674X
(本書はスペースシャワーネットワークより発売されていた書籍と内容は同じ。販売元のみz変更)