少女たちを恐怖のどん底に叩き落とした恐怖マンガが再び……『私たちが震えた 少女ホラー漫画』
70年代から00年代の少女ホラー漫画の名作を紹介する『私たちが震えた 少女ホラー漫画』が、2020年7月3日に辰巳出版より発売された。
多くのファンを持つ女性向けホラー漫画は、70年代は『なかよし』『少女フレンド』『花とゆめ』などで発表されていた。そして、80年代に入ると『ハロウィン』を皮切りにホラー専門誌が多数登場し、大きなブームを迎える。本書では、当時ホラー漫画に夢中になった女性たちに向け、70年代から00年代のホラー漫画の名作たちを、美麗なイラスト、コラム、インタビューを通じて紹介していく。
本書では、単行本未収録の名作3本を完全復刻。3本のラインナップは「三途の川」(犬木加奈子)、「一枚の絵」(葉月シモン)、「シャボン玉幸子さん」(石上愛実)。3人の著者からのメッセージも掲載されている。
また漫画家・きたがわ翔が「これは怖い……」と震えた少女ホラー漫画を紹介。さらに『ハロウィン』創刊メンバーであり、耽美で精緻な世界観の漫画家まつざきあけみへのインタビューも収録。
漫画家座談会では、人気同人誌『ホラーグルメ』のメンバーである漫画家、有田景、きもとのりこ、白井幸子が、90年代ホラー漫画ブーム、そしてそれぞれのトラウマ漫画など「ホラーと漫画とは何だ!」と題し、たっぷりと語っている。
■書籍情報
『私たちが震えた 少女ホラー漫画』
編集:オフィスJ.B
発売:辰巳出版
発売日:2020年7月3日
定価:本体1,600円+税