清原和博が事件後の心情明かす 僧侶・鈴木泰堂との対談本『魂問答』
元プロ野球選手・清原和博と僧侶・鈴木泰堂の共著本『魂問答』が2019年12月19日に発売される。罪を悔いながら薬物依存の後遺症、うつ病と闘う日々を告白し、信頼する僧侶との対話により、再び歩み始めたプロセスを記録した対談本だ。
「死にたい、もう、この世から消えてなくなってしまいたい」2016年2月、覚せい剤取締法違反(所持)の容疑で逮捕。懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を受けた清原氏が沈黙を破りすべてを告白。なぜ、堕ちたのか。そして今、目指すべき場所はどこにあるか。罪を悔いながら薬物依存、うつ病と闘う日々。最愛の母の死。離別した息子達への想い。最も信頼する僧侶との対話から生きる意味を考える。
■「はじめに」より
「この本は、泰堂さんから教わる仏の道を光の道標としながら、
僕、清原和博が暗闇のなか、再び歩み始めたプロセスを記録したものです。
まだまだ、道半ばではありますが、その道程を包み隠さずお伝えすることで、
僕と同じように悩み、苦しんでいる人たちの一助になればと思っています」
■書籍情報
『魂問答』
著者:清原和博、鈴木泰堂
発売:光文社
発売日:2019年12月19日
定価:1,300円(税抜き)
■著者プロフィール
清原和博(きよはら・かずひろ)
元プロ野球選手。1967年、大阪府生まれ。小学3年生でリトルリーグに入り、才能を開花。高校進学の際はPL学園に入学。1年から4番を務め、5季連続で甲子園に出場。優勝2回、準優勝2回という成績を残し、自らが放った甲子園通算13本塁打は歴代最多記録。1986年、ドラフト1位で西武ライオンズに入団。1年目で31本塁打を放ち、高卒新人記録を更新した。その後、西武の4番として君臨し、6度の日本一を経験。1997年、FAで読売ジャイアンツへ。4番として苦しむ時期はあったものの、9年間で185本塁打を積み重ねた。2006年にオリックス・バファローズへ移籍。膝の怪我に悩まされ、2008年に現役引退。プロ野球通算525本塁打は歴代5位。引退後は解説者等として活動していたが、2016年2月に覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕され、懲役2年6ヶ月、執行猶予4年の有罪判決を受けた。
鈴木泰堂(すずき・たいどう)
宗教法人示現寺代表役員/法華山示現寺住職/僧侶。1975年、神奈川県生まれ。立正大学仏教学部仏教学科卒業。1987年、在家から出家し、命がけで仏道に邁進する父に憧れて弟子となる。1998年、日蓮宗僧籍取得。2008年、先代住職遷化により住職に就任。以降法務をこなしながら、年間400人以上の相談者の「心の悩み」やスポーツ選手のメンタルをサポート。2014年、瞑想と写経を取り入れた「メンタルファシリテーション」を考案し、東京都渋谷区のコートヤードHIROOにて毎月実施。その他、各種団体主催のセミナー講師など活躍の場を広げている。