ONE OK ROCK、サカナクション、SUPER BEAVER……ロックシーンを牽引する結成20周年バンドの歩み

SUPER BEAVER

 SUPER BEAVERは、同じ高校に通っていた渋谷龍太(Vo)、上杉研太(Ba)、柳沢亮太(Gt)と、柳沢の幼馴染の藤原”36才”広明(Dr)で2005年に結成。この4人で、20年を歩み続けてきたバンドだ。結成翌年に出場したコンテスト『TEENS' MUSIC FESTIVAL 2006』では「ティーンズ大賞」「オーディエンス大賞」を獲得。2009年には1stシングル『深呼吸』をリリースし、ソニー・ミュージックレーベルズ内のEPIC Records Japanからメジャーデビューを果たした。

 順風満帆なスタートを切った彼らだったが、ここで壁が立ちふさがった。出会ったスタッフとの深刻な不和が発生し、思うような活動ができなかったのだ。最終的に、バンドはわずか2年でメジャーレーベルを離れることになってしまう。

 インディーズからの再スタートを切った彼らは、自分たちの力でCDやグッズを制作し、全国のライブハウスを巡った。地道な活動のなかで新たな出会いもあり、2013年には彼らの所属レーベルとして[NOiD]が設立。2018年には、インディーズバンドとして日本武道館での単独公演を成功させた。

 そして2020年、バンドは異例のメジャー再契約を果たす。レーベルは、かつて所属していたソニー・ミュージックレーベルズ内のソニー・ミュージックレコーズ。彼らの大逆転劇に、勇気をもらえた人は少なくなかっただろう。

 結成20周年となる今年は、6月にバンド初となるスタジアム単独公演が控えている。「もっと規模が大きくなって、色んな人と喜べるんじゃないかと思ったので、戻ろうかなと」――以前出演したTV番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)で、メジャーに戻る決意をした際のことを渋谷はそう話していた。多くの人と喜びを分かち合うための彼らの旅路は、これからも長く続いていくことだろう。

SUPER BEAVER 20th Anniversary 『都会のラクダSP at ZOZOマリンスタジアム』告知映像

 バンドの数だけ、かけた時間の長さだけ、違ったドラマがある。日本のロックシーンの第一線で活躍するバンドたちのアニバーサリーイヤー。節目を祝うと同時に、その軌跡を今一度振り返ってはいかがだろうか。

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