THE YELLOW MONKEY×SUPER BEAVER、スピッツ×あいみょん、the pillows×家主......世代を超えた意義深い共演ライブ
4月5日、6日にさいたまスーパーアリーナでSUPER BEAVERの自主企画ライブ『現場至上主義 2025』が開催される。1日目はひとまわり上の先輩・UVERworld、2日目は大先輩にあたるTHE YELLOW MONKEYとの対バン。ともに異なる種類の熱気をぶつけ合う夜になりそうな予感がし、世代を超えた共演に期待が高まる。
SUPER BEAVER20周年の現場至上主義はさいたまスーパーアリーナにて。
4月5日(土)
vs UVERworld4月6日(日)
vs THE YELLOW MONKEYライブがかっこいい人たちとだけやりたい、がコンセプトの自主企画。
今回も痺れる。すごくヒリヒリ。 pic.twitter.com/8n9kOcXKWz— 渋谷龍太 SUPER BEAVER (@gyakutarou) January 29, 2025
ここ最近、若手〜中堅世代とベテランバンドによる意義深い共演が増えており、SUPER BEAVERとUVERworld、THE YELLOW MONKEYとのツーマンもまさにその系譜に位置づけられるだろう。本稿では“継承”と“共鳴”を連想する、世代を超えた共演をいくつか紹介したい。
あいみょんは2024年夏、対バンツアー『AIMYON vs TOUR 2024 “ラブ・コール2”』のファイナルにあたる東京ガーデンシアター公演でスピッツと初共演。かねてよりあいみょんは「スピッツの草野マサムネさんが私の神様」とテレビなどで公言しており、スピッツ主催のイベントに複数回出演するなど、かねてより関係性は深かったが、ツーマンはこの日が初めて。あいみょん「君はロックを聴かない」とスピッツ「魔法のコトバ」を互いにカバーし合うなど、特別なセットリストを披露した。
独特的なメロディやエロティシズムが滲む歌詞など様々な共通項がある両者だが、何よりも純粋な音楽への愛が共鳴し合っているように思う。スピッツの「醒めない」に影響されて生まれたともあいみょんが語っていた「君はロックを聴かない」(※1)をスピッツがカバーするという奇跡的な循環は、そんな愛があってこそ成し得た必然だろう。
家主は『YANUSHI LIVE TOUR 2024』のファイナル、CLUB CITTA'公演にてthe pillowsとツーマンライブを行った。日本のオルタナティブロックを代表するバンドとして国内外で活躍したthe pillowsと、現在その名を広げつつあるオルタナティブロック急先鋒の家主。捻くれつつも熱いギターサウンドを奏でるバンド同士の対バンとなった。
辛い時はいつもpillowsの曲に救われてきました
リハも本番も泣きながら観てました
今日も最高にカッコよかった!
一生の思い出です!ありがとうございました!!!!
(さわおさん、写真を快くOKしてくださりSNSとか自由に載せていいよ〜とおっしゃってましたゆえ) pic.twitter.com/jwNJfdoiVs— 田中ゆ (@kurigohankyo) December 6, 2024
家主の中でも最も牧歌的なソングライティングが持ち味の田中悠平(Ba/Vo)がかなりのthe pillowsファンであるというのは意外でもあるが、鬱屈した気分に寄り添ってくれるthe pillowsはロックキッズにとってやはり強い存在感を放っているのだろう。the pillowsは先日1月31日のライブをもって35年のキャリアに突如ピリオドを打った。彼らの最後の対バン相手が家主だったことは、今後も重要な意味を帯びていくはずだ。