リアルサウンド連載「From Editors」第90回:ヒエロニムス・ボスの画集でめくるめく幻想の世界へ
「From Editors」はリアルサウンド音楽の編集部員が、“最近心を動かされたもの”を取り上げる企画。音楽に限らず、幅広いカルチャーをピックアップしていく。
“元祖モンスタークリエイター”ヒエロニムス・ボスの画集を衝動買い
最近、ヒエロニムス・ボスの画集を買いました。いや、衝動にまかせて買ってしまいました。
私は幼少期から奇妙なもの、シュールなものに惹かれるタイプです。なので、アートでも画家の石田徹也や写真家のジョエル・ピーター・ウィトキンといったシュールレアリスム文脈の作品が好きなのですが、そんな私にとってヒエロニムス・ボスの絵画は特に胸に響くものがあります。
ヒエロニムス・ボスは15世紀に活躍していた画家で、レオナルド・ダ・ヴィンチとほぼ同期です。彼の絵は幻想絵画と言われていて、聖書モチーフの作品が多いですが、とにかく意味が分からないのが魅力です。中でも心をくすぐられるのが、絵画に登場するユーモラスな悪魔や怪物。15世紀の“キモかわいい”が感じられます。
この本はTASCHENから2014年に発売されたもので、そんな謎に満ち溢れた絵画が300ページにのぼる大ボリューム、かつおおよそA3サイズのビックスケールで楽しめるものになっています。実物は思っていた以上に大きくて重い。おそらく、ハリー・ポッターの怪物的な怪物の本よりも大きいです。
表紙と裏表紙には代表作「快楽の園」の一部が使われていて、カラフルで可愛いらしい作品はもちろん、タイトルの書体と箔押し加工もお気に入りです。以下は表紙と裏表紙の意味わからないものをクローズアップした写真です。
これがヒエロニムス・ボスの世界です。
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