BTS、久しぶりに7人が揃った姿に世界中から喜びの声も 大きな愛に包まれたJIN除隊&デビュー11周年
BTSのJINが6月12日、兵役を終え、ファンや報道陣に対して変わらない元気な姿を見せた。
JINは2022年12月に入隊。入隊から1年半が経った先日12日、ついに除隊の日を迎えた。JINの除隊には、まだ兵役についているメンバーの中からSUGA以外の5人が、休暇を取るなどしてサプライズで駆けつけた。スタッフがJINに花束を贈ると、最初に駆け寄ったのはJ-HOPE。熱い抱擁を交わし、JINの表情が徐々に緩んでいく。そして、RMはサックスでBTSの世界的ヒット曲「Dynamite」を演奏。各メンバーがJINのもとへと近づいて彼の除隊を祝い、グループの絆の深さを感じる印象深い除隊日となった。
その後、JINはグローバルファンダムプラットフォーム・Weverseで約1年前に投稿した「除隊してすぐに家に帰るのではなく、会社に行ってWeverse Liveで皆さんにお会いしたいと思います」(※1)というARMY(BTSのファンの呼称)への約束通り、すぐにHYBEの社屋でライブ配信を実施した。この配信にはSUGAも合流。久しぶりに7人全員が集まった完全体でファンの前に姿を現し、この日はBTSのデビュー記念日の前日ということもあって、SNSでも世界中から喜びの声が寄せられた。
そんなライブ配信の中で、JINは13日に実施したオフラインでのファンイベントの企画意図に言及。『JIN's Greetings』と名づけられた第1部では1000人のARMYとハグ(または握手)を行ったが、この企画内容は2023年秋にJINのほうからスタッフに提案していたのだという。しかし、「人がたくさん押し寄せてしまう」という理由で事務所側がNGの判断に。しかし、ここでめげずに自らの考えをしっかりとスタッフに伝え続けるのが彼らしいところで、JINはNGが出ても1カ月間、「僕を待っていてくれたファンの皆さんを抱きしめてあげるんです!」とハグ会のアイデアを押し続けた。JINの長期にわたる説得のおかげで、このイベントが実現することになったのだ。
また、参加者数についても、事務所側は当初50名で計画していたところを、JINはもっと大人数にしたいと提案。結果的に1000名が参加できるイベントへと落ち着いたのだそう。長く待っていてくれたファンとの再会を喜び、触れ合う時間をつくりたい。そんなJINの強い想いが伝わってくるこのエピソードは、それだけ深い愛情をファンに注いでいるグループだからこそ、BTSはデビュー11周年を迎えられるほど長く愛されるグループになったのだろうと改めて感じた。
JINのファンイベントを含む、BTSの11周年を祝う今年の『2024 BTS FESTA』は、6月2日からスタート。メンバーが参加した各種コンテンツを順次公開してきた。
6月7日には、JUNG KOOKのデジタルシングル「Never Let Go」がファンソングとしてリリースされた。〈Without your love, I'm nothing(君の愛がなければ 僕には何もない)〉〈I’m grateful(感謝してる)〉〈Never let go(君を離さない)〉といった言葉が並び、ファンとBTSとの関係を表した歌で11周年を盛り上げた。
翌8日にはBTSの過去公演を無料視聴できるオンラインストリーミングが行われ、改めて彼らのコンサートの魅力を知らしめた。また、BTSの社屋に「아포방포(“ARMY Forever BTS Forever”の略語)」という、「BTSとARMYは永遠に一緒」という想いが込められたメッセージがラッピングされるという粋な演出も。そして、13日、JINによるファンイベントが行われ、『BTS FESTA』の最終日を締めくくった。