HiHi Jets、面白ささえも武器に バラエティにも全力で取り組み作り上げるエンターテインメント

  YouTubeのジュニアCHANNELにて、HiHi Jetsが2週連続でライブパフォーマンス動画を投稿した。今回公開されたのは今年3月から5月にかけて全国5都市をまわったアリーナツアー『HiHi Jets Arena Tour 2024 BINGO』で披露されたグループの新曲「TODAY」と髙橋優斗、橋本涼、作間龍斗のオリジナルユニット曲「Mrs.Flamingo」の2曲だ。

HiHi Jets「TODAY」(Arena Tour 2024 BINGO)

 5月17日の愛知公演でツアーは終了したが、その熱が冷めやらぬ26日に投稿されたのが「TODAY」。ステージのモニターに大きく“NEW SONG”という文字が映し出され、ライブの本編の締めくくりとして満を持して披露されたオリジナル楽曲だ。炎が燃え盛る中でローラーシューズを履いたまま力強く踊る5人。「今この瞬間を生きている 不確かな未来を変えていく」とこれからの覚悟を歌ったアンセムのような曲で、激しい閃光とそれよりもさらに強い5人の眼差しが鋭く光る。ラスサビでは重低音が鳴り響く広い会場をローラーシューズで縦横無尽に駆け抜け、HiHi Jetsならではのライブの魅力が存分に詰まった動画だった。

HiHi Jets「Mrs.Flamingo」(Arena Tour 2024 BINGO)

  一方、翌週6月2日に投稿されたのは髙橋と橋本と作間の3人が演出にこだわったというユニット曲「Mrs.Flamingo」。2匹が向き合うとハート型に見えることから幸福や恋愛の象徴とも呼ばれているフラミンゴをテーマに、愛情を情熱的に歌うこの曲。彼らは大きな羽の付いたフラミンゴの着ぐるみ衣装に身を包んで登場し、特徴的な振り付けがあったり、セリフパートがあったり、終盤にはフラミンゴが雛を育てる際に与える“フラミンゴミルク”に喩えた苺ミルクを髙橋が作間に哺乳瓶で飲ませたりと想像の斜め上を行く演出で次々にファンを楽しませていく。楽曲自体のクオリティの高さを忘れてしまう程に面白さに振り切った内容を真面目に全力でやり抜くという、アイドルファンの間で所謂“トンチキソング”と呼ばれるような一曲だ。これまでのパフォーマンスでは面白さを重視することはあまりなかった印象のHiHi Jetsだが、彼らのオリジナル曲に新たな色が加えられた。

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