木村拓哉が共演者たちに与えてきた刺激 周囲を鼓舞することが自身も輝き続ける秘訣に

共演者が夢見ずにはいられない「いつか木村拓哉と同じ景色を……」

 思い返せば、木村はこれまでも共演者たちに多くの刺激を与えてきた。『グランメゾン東京』の公式HPを見返せば、共演者のインタビューに「木村くん自身が何よりも“本物”を追求する方」(沢村一樹)、「一緒に“このドラマをどうするか”ということに集中することができる。素晴らしい方」(鈴木京香)、「やっぱり集中力が半端じゃない。(中略)不平不満を口にしないし、引き締めるところは引き締めてくれる」(及川光博)と木村への絶賛の声が上がっている。一方で、後輩の玉森裕太(Kis-My-Ft2)を「裕太」呼びして現場の雰囲気を和ませるなどの気遣いもあったと、制作発表会見で明かされていたのを思い出す。

 そのスタンスは、どの作品においても変わらない。2020年新春スペシャルドラマ『教場』(フジテレビ系)で共演した西畑大吾(なにわ男子)が、現場の空気を作りつつ共演者を気遣う木村の背中を見て「あんな風になれたらいいなと思います」と尊敬の念を語っていたのが印象的だった。現在は演技派として高い評価を得ている西畑だけに、この木村の座長スタイルが継承されていくのではないだろうか。そして、2022年の連続ドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)で共演した髙橋海人(King & Prince)も「“憧れ”から“なりたい存在”に変わっていく」と話していた。

 天から授かったとしか思えないカリスマ性を持ちながらも、共演することで人間らしい親しみを知る。そして、そんな木村が決して腐らずに努力し続けている愚直さに触れることで、雲の上の人として崇められるだけではなく、「いつかまたこの人と同じ景色を見たい」と思わせる力があるのだろう。自らが優れた作品を作り出すのはもちろん、エンターテイナーたちを鼓舞し続ける存在でいることも、木村拓哉という人がスターとして輝き続ける理由なのかもしれない。

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