布袋寅泰×長濱蒸溜所コラボウイスキーに込められた“GUITARHYTHM” 表参道POP UPバーへ訪問

ギターを手に、国内外で活躍する布袋寅泰。日本屈指のギターヒーローの存在は、これまで日本の音楽シーンに強烈なインパクトを刻んできた。また国内外やジャンルを問わず、これまで幾多のアーティストとコラボレーションを繰り広げてきた。存在はまさにアヴァンギャルド。その象徴でもある「GUITARHYTHM」シリーズの最新作『GUITARHYTHM VIII』のリリースに合わせて、布袋寅泰と長濱蒸溜所によるウイスキーコラボレーションが再始動した。


2023年に初開催された“音楽×ウイスキー”の融合スペース『Bar BEAT EMOTION』。この時に販売がスタートした2種類のウイスキー「TRIANGLE(トライアングル)」「GRACE(グレース)」は、布袋ファンからはもちろん、ウイスキー愛好家にも支持され、ウイスキー専門のネットショップ『WHISKY LIFE』や、全国の有名百貨店などでも販売されている。
前回に続き今回もこの企画を手掛けた秋山隆太氏(株式会社バビック)は『Bar BEAT EMOTION』のコンセプトをこう語る。
「布袋さんの事務所の方と“ライブが終わった後、そのまま帰るのはもったいないよね”って話をしていて。コラボレーションでウイスキーを出すなら、ファンが集まってライブの話をしながら楽しめるような。布袋さんの音楽を聴き、布袋さんの話をしながらお酒を楽しめるような、そういう空間があったらいいと思ったんです」(秋山氏)

まさに海外のパブ。パブとは、英国などで親しまれている気軽に立ち寄れる社交場であり、酒を片手に音楽を楽しむ文化の中心だ。『Bar BEAT EMOTION』は、英国と日本という布袋寅泰が活動してきた2つの拠点、そして過去と現在と未来がシンクロする空間である。
2025年4月15日から4月21日の7日間限定で開催される今回のポップアップバー『Bar BEAT EMOTION』では、布袋がプロデュースしたオリジナルウイスキーの第2弾を、5月27日の販売スタートに先駆け、飲むことができる。登場するのは、長濱蒸溜所と布袋が共同開発したブレンデッドモルトウイスキー「ROMANTICIST(ロマンティスト)」と、詳細は現時点で未公開となっているシングルモルトウイスキー「AVANT-GARDE(アヴァンギャルド)」。いずれもハイボール、ストレート、ロックと、3種のテイスティングで楽しむことができる。

2023年に引き続き今回もオリジナルウイスキーを作り上げたブレンダー、屋久佑輔氏(長濱蒸溜所/チーフブレンダー)に、音楽からどうイメージしウイスキーをブレンドしていったのかを聞いた。元々はバンドをやっておりギタリストだったという屋久氏。ジャムセッションを楽しんでいたとあるバーでバーテンダーになり、そこから現職に就いたと語る。コラボレーションの企画が立ち上がる前から、当然、布袋寅泰の存在もそのプレイスタイルも数々の作品も知っていた。

5月27日に発売されるBEAT EMOTIONブランドの新作ウイスキー「ROMANTICIST」は、布袋自身と長濱蒸溜所がじっくりと熟成とテイスティングを重ねて仕上げたウイスキーだ。第一弾のBEAT EMOTIONのTRIANGLEとGRACEを掛け合わせた味わいを目指しブレンドを設計。ワイン樽由来の華やかなアロマ、ミズナラ樽由来のウッドのフレーバーが共存する贅沢なブレンデッドモルトウイスキーに仕上がった。
そして、近日詳細が発表される予定の貴重なシングルモルトウイスキー「AVANT-GARDE」。
「布袋さんの『GUITARHYTHM』シリーズは、作品毎にコンセプトが違うので、まずはそこをしっかり出さないといけないなと思ったんです。だから「AVANT-GARDE」は最初に7種類の原酒を選ぶところから始めました。ニューアルバムが『GUITARHYTHM VIII』で8枚目なので、これまでの全作品のイメージを入れて作りたいと思ったんですね」(屋久氏)
ここで言う原酒とは、単独で熟成を終えた状態のウイスキーを指す。例えば、ミズナラ樽・シェリー樽・バーボン樽などで寝かされ、香りを蓄えた原酒は、香りも色味もまったく異なる表情になる。屋久氏の前述した発想は「GUITARHYTHM」シリーズの魅力を熟知していないと出てこない。

「原酒を(7種類)決めてから、1stアルバムは何%、2ndアルバムを何%にして……みたいな感じで……こうイコライザーを使うような感覚でブレンドしていきました。それから「TRIANGLE」と「GRACE」を作った時も意識したんですけど、布袋さんのファンの方が全員ウイスキーを普段から飲んでいるわけではないと思うので、飲んで「あっ、ウイスキーって美味しいな」って思っていただけるように、個性はあるけど飲みやすくなるように心がけましたね」(屋久氏)
ゴールドのエンブレムが施されたロックグラスがセットになった数量限定の豪華BOX仕様の完成パッケージ(サンプル)も、ここ『Bar BEAT EMOTION』だけで一足先に見ることが出来る。

「ROMANTICIST」も「AVANT-GARDE」も屋久氏がこだわった“飲みやすさ”を備えながら、それぞれがしっかり芯のあるウイスキーらしさを持っている。「ROMANTICIST」は、フルーツやバニラのような甘さを感じるフレーバーが特徴。口に入った瞬間ロマンティックな香りの後を追うようにスパイシーな刺激が喉に落ちてくる。布袋のギターに例えるなら優美なアルペジオからのエッジの効いたカッティングへ移行する感じだ。
「AVANT-GARDE」は気品ある重厚さが特徴。ウイスキーならではの薫香がエレガントな余韻となり広がり続ける。柔らかい包容力のあるシングルモルトだ。布袋のギターに例えるなら、オーセンティックなソロからのサウンドスケープのようなアプローチと言えるだろうか。
あまりお酒が強くない方やウイスキー初心者にはハイボール、屋久氏が語ったコンセプトをしっかり味わいたいという方にはロック、音楽のようにストーリーを見出したいという方には、空気に触れることで変化するウイスキーの表情が楽しめるストレートがおすすめ。
『Bar BEAT EMOTION』の外観は新作ウイスキー「ROMANTICIST」のエチケットからインスパイアされたヴィヴィッドカラーで装飾。エントランスには、布袋の実物ギターが展示されているほか、実際に熟成に使われたウイスキー樽や、既出した2種類の新作ウイスキーがディスプレイされており、絶好のフォトスポットとなっている。

2階フロアでは、1988年に始まった「GUITARHYTHM」シリーズ全8作を網羅した展示が登場。時代背景や音楽的進化、布袋のヴィジュアルスタイルの変遷などが丁寧に紹介されている。布袋寅泰が1988年6月に提示した『GUITARHYTHM宣言』を、記念すべきファーストジャケットとともに展示されており、新旧ファン問わず、布袋の音楽に対するアグレッシヴな探究心に胸を打たれるはずだ。

また、ドリンク注文時にプレゼントされる特製コースター(新作ウイスキーのラベルモチーフ)も見逃せない。さらに店内ではアルバム『GUITARHYTHM VIII』のCDが販売され、購入者には『Bar BEAT EMOTION』オリジナルの限定グッズもプレゼントされる。

※『Bar BEAT EMOTION』にて展示されているウイスキーのパッケージは、完成前のサンプルであり、実際の商品とは色味や質感が異なる場合がありますので、ご了承ください。
■ 商品情報
商品名:BEAT EMOTION -ROMANTICIST-(ロマンティスト)
容量:700ml
原材料:モルト(イギリス製造)
アルコール:47%
希望小売価格:10,000 円+税
数量限定販売


■ 関連サイト
先行予約情報 5月27日の発売日に先駆け、布袋寅泰ファンクラブ「beat crazy」で4月22日より特別先行予約販売を、長濱浪漫ビールのオフィシャルサイト内「BEAT EMOTION」特設サイトで4月24日より一般先行予約販売を行う。本数には限りがある。
※布袋寅泰 ファンクラブ「beat crazy」特別先行予約(先着、数量限定)
期間: 4月22日(火)18時〜4月23日(水)11時59分まで
詳細:https://www.beatcrazy.net/
※長濱蒸溜所 「BEAT EMOTION」 特設サイトにて4月24日正午より一般先行予約販売開始
https://www.romanbeer.com/whisky/other-whisky/beat-emotion-romanticist/
























