GANG PARADE、メンバー全員大集合! 13人で語り合う初EP『The Night Park E.P.』と次なる進化

GANG PARADE、13人全員集合!

 昨年から13人体制となり、今年の5月にメジャー2ndアルバム『OUR PARADE』をリリース。5月18日にはグループ史上最大規模となったLINE CUBE SHIBUYAでのワンマンライブを開催。7月には2022年以降の活動を凝縮した豪華仕様のアルバム『WELCOME TO OUR PARADE』をリリース……というような動きが示す通り、とにかく力強く前に進み続けているGANG PARADE。最新作となる1st EP『The Night Park E.P.』も、活き活きとしたエネルギーが漲った作品だ。メンバー全員が作詞作曲に携わり、各々の個性が光るラップを炸裂させる「Gangsta Vibes」は、ギャンパレの新境地。TVドラマ『体感予報』(MBS/ドラマシャワー枠)のオープニング主題歌となった「Träumerei」、多彩なコンビネーションを発揮するユニット曲「Sweet Dreams」「†ENDLESS NIGHTMARE STORY†」「アイシテ」、小野武正(KEYTALK)のプロデュースによるユメノユアのソロデビュー曲 「ミラージュ」など、表現スタイルが様々な形で一気に広がっている。今作についてメンバー全員に語ってもらった。(田中大)【インタビュー最後にプレゼント情報あり】

「長く続けていても、新しい挑戦がまだたくさんある」(ユア)

――「夜」をテーマにしたEPですね。GANG PARADEの曲はクラブミュージック的なテイストを積極的に取り入れていますから、もともと夜が似合うグループですよね。月ノさんもいらっしゃいますし。

月ノウサギ(以下、月ノ):名前が夜です(笑)。

ココ・パーティン・ココ(以下、ココ):この13人になって1年半くらい経つんですけど、最近までは、明るくてわちゃわちゃした雰囲気で、パレード感の強い楽曲が多かったんです。今回はあらためてギャング感も押し出しました。

ヤママチミキ(以下、ヤママチ):私もかっこいい曲が好きですし、自分に合っているっていう感覚があるんです。たとえば、今回の曲だと「Gangsta Vibes」はかっこいいです。意外とこういうラップ調の曲は今までになかったんですよね。この13人でまた新しいものを作れました。

ユイ・ガ・ドクソン(以下、ドクソン):幅広い楽曲があるのがGANG PARADEの面白さであり、特徴だったんですけど、(今回のEPで)さらに幅が広がったので、ライブの色もよりカラフルになっています。

ユメノユア(以下、ユア):今回から新しいクリエイターの方々にご協力いただいて、その点でも新たな一面をお届けできると思います。全員で作詞・作曲両方に参加した曲(「Gangsta Vibes」)も初めてですし、長く続けていても、新しい挑戦がまだたくさんあると気づくことができました。

テラシマユウカ(以下、テラシマ):コンセプトが明確な作品を出すのも意外と初めてなんですよ。“夜”というテーマでもいろいろな表現の仕方があるのを感じて、それも新鮮でした。

キャン・GP・マイカ(以下、マイカ):EPを出すのも意外なことにギャンパレにとって初なんですよね。ここまで続けてくると「初めての~」というものが少なくなってくるので、「1st EP」っていう文字を見ると気持ちが引き締まります。

チャンベイビー:いろいろな夜の曲があるので、その日の気分に合わせて聴いていただけるEPにもなったと思います。

アイナスター:今までのギャンパレにはなかったサウンドが入ったEPだと思いますね。

カ能セイ(以下、セイ):新しさとギャンパレらしさの両方があるEPです。

ナルハワールド(以下、ナルハ):幅広い曲を聴いていただけるので、気に入っていただける曲が必ずあると思います。

キラ・メイ(以下、メイ):前作の『OUR PARADE』(2023年5月リリース)からユニット形式にも挑戦していて、今回もユニット曲が3曲収録されているんです。ユニット曲は独自の色を出しやすいので、それも楽しかったですね。

キャ・ノン:ギャンパレの曲はこのEPを出す前から150曲くらいあったんですけど、これを作ってから「音楽っていろいろなものがあるんだな。これからも、もっといろいろなことを表現できるだろうな」って感じました。

――夜の曲に関してはMVが先行公開されていた「ソムニウム」が、まさにそうですね。作詞はユウカさん?

テラシマ:この曲は「カワイイ・フューチャー・ベース」というジャンルらしくて、「恋愛系の歌詞を書こうかな?」と思ったんですけど、ちょっと変わった書き方にしたかったので、“宇宙人との恋バナ”のような歌詞にしてみました。

――〈にゃんにゃん鳴いてみて〉というユニゾンは、誰が歌っているんですか?

ココ:ココ、セイ、ユアです。

――ユアさん、かわいく歌ってみた感想は?

ユア:感想ですか!?(笑)。レコーディングの時に「こういうことを言わなそうなメンバーに歌ってもらおうかな」という話になったんです。いろんなパターンで歌ってみたら、採用してもらえました。

――「言わなそうなメンバー」って……たしかにそうかも(笑)。

ユア:セイはそうでもないけど、私とココは言わなそうですからね。

ココ:私はもともと「ここは歌うことはないだろうな」と思っていたんです。

ドクソン:メンバー全員で「にゃんにゃんオーディション」が行われたんですよ。

ココ:「みんな、頑張ってね!」って思ってたら採用されました(笑)。

アイナスター:私は張り切ってオーディションに臨んだんです。でも「想像通りだなあ」ってことで、不採用になりました(笑)。

GANG PARADE「ソムニウム」Music Video

――曲それぞれにインパクトの強い要素が入っていますよね。メンバー全員で作詞をした「Gangsta Vibes」は、トラックにそれぞれの感性でラップを乗せる形で作曲にも関わることになったわけです。こういうのも新しいんじゃないですか?

月ノ:そうなんです。メンバー全員が考えたそれぞれのラップを組み合わせて完成しました。

――月ノさんが書いたパートの推しポイントは?

月ノ:〈情けない面〉の「ツラ」が面白いって、メンバーによく言われます。メンバーそれぞれの色が見えるのって、楽しいですね。私のパートのあとがナスなんですけど、すごくナスっぽいです。〈狂わせるgirl〉って、ナスしか言わないんじゃない?

アイナスター:そうかも。作詞のテーマって、なんでしたっけ?

ユア:「かますぜ!」だったと思う。

アイナスター:ああ、そうだ。おしゃれなサウンドだったので、小悪魔ガール的な要素も入ったらかわいいかなと思って、その方向で書いたんです。この部分の振付けはマイカがかわいい感じにしてくれて、それも楽しいですし。直前の月ちゃんとのコントラストが出ているんですよね。月ちゃんチームがゴリゴリに踊ったあと、私のチームのパートはかわいい感じなので。

――マイカさんが作った振付けは、どのようなイメージですか?

マイカ:それぞれがラップをしているところは、そのメンバーのキャラクターを出しつつ、歌詞とリンクした振付けにしました。全体的には“舐められたくない強い女”をイメージしています。サビ前の英語の歌詞の部分は、13人全体のノリを前面に出すようにしたり、サビで強さを表現していますね。

――13人を活かした振付けを考えるのは、工夫も必要ですよね?

マイカ:そうなんです。13人になってからは、全員が常にステージにいるだけではなくて、何人かがステージからハケて少人数が踊るのもありだな思うようになりました。「Gangsta Vibes」は、3人しか踊らないパートもあって、ギャンパレ史上いちばん入れ替わりが激しいと思います。ラップバトルで言い合ってるような感じも、目で見てわかるように作りました。

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