BE:FIRST、AKB48、ASCA、ASP、NEE……4月26日リリースの新譜5作をレビュー
ASCA『リンネ』
TVアニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』(TOKYO MXほか)OPテーマ「RESISTER」、TVアニメ『魔法科高校の劣等生 来訪者編』(TOKYO MXほか)OPテーマ「Howling」などのアニメソングで高い評価を得ているASCAから約1年3カ月ぶりとなるシングルが到着。表題曲「リンネ」は、アニメ『EDENS ZERO』(日本テレビ系)第2期EDテーマ。ピアノと歌から厳かに始まるこの曲は、緻密さと生々しさを併せ持ったサウンド、流麗なストリングスを伴いながら、ドラマティックに展開。起伏に富んだメロディを力強い描き出し、〈大丈夫 生きていくことは怖くない〉という言葉を響かせる歌声からは、ボーカリストとしてのASCAの新たな進化が感じられる。カップリングには海外のライブでも強い反応を引き出したアッパーチューン「Real Dawn」を収録。(森)
ASP『DELiCiOUS ViCiOUS』
2022年8月にメジャーデビューを果たした7人組グループ・ASP。メジャー1st EP『DELiCiOUS ViCiOUS』は、パンキッシュな精神性、アグレッシブな音楽性、超個性的なパフォーマンスがぶつかり合う作品となった。リード曲「TOXiC iNVASiON」は、Pecori(ODD Foot Works)が作詞・作曲、トラックメイクをYohji Igarashiが担当。エレクトロクラッシュの進化型と称すべきビートとともに、妄想や理想を破壊し、リアルな世界に立ち向かおうとする姿勢を示したリリックが突き刺さる。さらに押し付けられるイメージを拒否し、Fワードを叩きつける「NO COLOR S」、サイケ、トラップ、エレクトロが共鳴する「PLEASE!!!」など既存のアイドル像を完全に超越した楽曲を収録。(森)
NEE『贅沢』
ボカロミュージックに通じる快楽性。豊かなバンドサウンドが帯びる肉体性。その2つを絶妙な配合で重ね合わせることで生まれる果てしない高揚感。そうした要素を誇るNEEの音楽スタイル、その最新型である「生命謳歌」をはじめとした今作の楽曲を聴いて、改めてこのバンドのポテンシャルの大きさに驚かされた。日本民謡テイストの旋律をはじめ、全編にメロディ面やリズム面の果敢なチャレンジが見られるが、ただ、そうした音楽的な実験は決して密室の中に閉じたものではなく、その結実はポップな表現として幅広いリスナーへと開かれている。いや、開かれている、どころの話ではなく、例えば「月曜日の歌」や「緊急生放送」などアンセミックな輝かしいメロディを誇っている楽曲も多い。今作の楽曲たちが、この春以降の数々のフェスや音楽イベントのフロアを熱狂させていく光景がはっきりとイメージできるし、コロナ禍で頭角を現した彼らにとって、今作がさらなるブレイクスルーの契機になることは間違いないはず。また、「生命謳歌」が特に象徴的なように、この不安定で不透明で、そして不条理な世界をサバイブする者たちへ向けたくぅ(Vo/Gt)からのメッセージは、今作においてその強度をより一層高めている。タイトル『贅沢』の意味を噛み締めながら、ぜひ一つひとつの楽曲の音と言葉を受け取ってほしい。(松本)
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