ユーマ代表 弘石雅和×ナイツ 塙宣之が語り合う“YMO愛” テクノ屏風からヤホー漫才まで、受け継がれるクリエイティビティ

ユーマ 弘石雅和×ナイツ 塙宣之 YMO愛

弘石も携わったHASYMO実現までの道のり

塙:ただ、細野さんは時期によってやってることが全然違うじゃないですか。「テクノはもう好きじゃないのかな」と思うこともあったり。

弘石:細野さんは常に、時代の一歩も二歩も先を行っていらっしゃいますからね。

塙:そうそう。SKETCH SHOW(細野晴臣、高橋幸宏のエレクトロニカユニット)が『ミュージック・カクテル』(NHK総合)に出ているのを観て、「また新しいテクノをやってる!」と思って。その後、細野さん、高橋さん、坂本さんで『筑紫哲也 NEWS23』(TBS系)のオープニングテーマを作ってましたよね。

SKETCH SHOW / Original Video Clip "Turn Turn"

弘石:HASYMOですね。僕はSKETCH SHOWにも仕事で関わっていて、2003年の『sonar 2003』(スペイン・バルセロナで開催される音楽、アート、デザインなどの複合フェス)にお二人をブッキングしたんです。そしたら、それを知った坂本さんが、「僕も来年の『sonar』にブッキングされている」と細野さんに話されたみたいで。バルセロナのエレクトロニカとアートのフェスで、坂本さんが『バルセロナオリンピック』で指揮をされていたこともあって、翌年の『sonar 2004』には坂本さんも参加し、Human Audio Sponge(HAS)としての出演が実現しました。

塙:そうだったんですね。あのときは「やった! 俺の好きなテクノの感じが戻ってきた」と思ったんですけど、その後、細野さんはまた違う方向に行ったんです。

弘石:その後はアコースティックな音楽をやられていましたからね。それも素晴らしいんですが、2019年に恵比寿ザ・ガーデンホールで行われた音楽活動50周年記念ライブのときに、ライブで高揚していたこともあり、細野さんに「YMOファンとしては、細野さんのテクノが聴きたいです」とお伝えしたんです。そのときに細野さんが「そろそろ考えてるよ」とおっしゃって。

塙:そうなんですね! やっぱりテクノに戻ってくる周期みたいなものがあるんですね。

――テクノ屏風とナイツのコラボもぜひ見てみたいです。最後に、塙さんが特に好きなYMOの曲は何ですか?

塙:いろいろあるんですけど、まずは「RYDEEN」ですね。自分の結婚式の登場の音楽として使わせてもらったんですよ。奥さんは嫌がってましたけど、ごり押しして(笑)。「テッテッテー テッテッテテッテレテッテッテー」の音に合わせて入場しました。

弘石:(笑)。

塙:あと、「Insomnia」を眠れない夜に朝まで聴いていて、ふと和訳を見たら“不眠症”という意味だったことを知るという鉄板のネタもあります。ナイツの独演会でもYMOの曲のパロディをやらせてもらっていて。今年は「TECHNOPOLIS」のパロディで「TKO POLIS」というネタをやったんですよ。TKO・木下隆行さんの「ペットボトル騒動」をやったんですけど、僕らナイツもYMOの衣装を着て、(「TECHNOPOLIS」のイントロのメロディで)「p・e・t・b・o・t・t・l・e、ペットボトル」から始まるっていう(笑)。

弘石:最高ですね。ぜひ今後、漫才する時にはテクノ屏風を横に置いてもらえたら嬉しいです!

■商品概要
TechnoByobu(テクノ屏風)
・Number:TB-01
・Title:Electronic Fan Girl
・Artist:Lou Beach
・サイズ:五尺二曲(縦:約1500mm×横:約1400mm)
・重量:約4㎏
・NFT証明書:Startrail PORT
・価格:880,000円(税込)
・販売数量:50隻

<注文方法>
TechnoByobu公式サイトにて注文可能。
受注受付中

受注サイト(TechnoByobu公式サイト)

■期間限定展示会情報
『TechnoByobu(テクノ屏風)「OHIROME」』
・場所
弘法寺(東京都港区三田2-12-5)
https://koboji.jp/
・日程(予定)
3月11日(土)~3月26日(日)
開催曜日:月、火、金、土、日
平日:12時~18時
土日:10時~12時、13時~19時
※完全予約制

申し込みURL
https://technobyobuohirome1.peatix.com/

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