乃木坂46、バナナマンのライブ潜入シリーズはなぜ人気? “公式お兄ちゃん”だからこそ引き出せる特別な素顔
本日3月12日深夜放送の乃木坂46の冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)にて、秋元真夏の卒業コンサートにバナナマンが潜入した模様が公開となる。この潜入シリーズは、2022年1月に『乃木坂ライブ潜入中』のタイトルでパッケージ化もされている番組きっての人気企画だ。
2017年に明治神宮野球場で開催された『真夏の全国ツアー』にて、日村勇紀が“ヒム子”として「インフルエンサー」のパフォーマンスにメンバーにもサプライズで出演したのがこのシリーズの始まりであり、今でも語り草になっているほどの伝説の企画だ。その年の大晦日の『NHK紅白歌合戦』で画面越しながら「インフルエンサー」での“ヒム子”とのコラボレーションが叶ったのは有名な話である。
この年の企画成功もあり、その後からバナナマンの潜入企画は『乃木坂工事中』の人気シリーズに。『真夏の全国ツアー』『BIRTHDAY LIVE』『卒業コンサート』といった乃木坂46にとって、またはメンバーにとっての節目となるライブに番組として密着することが増えていった。
2017年はメンバーにもサプライズだったため、額面通りの“潜入”だったが、2018年の『真夏の全国ツアー』宮城公演の潜入企画からは、どちらかと言えば“密着”に近い内容となっている。この時から始まっている、バナナマンがライブ前のメンバー楽屋に突撃していくレポートは現在まで続いている恒例のものに。設楽統と日村による往年のコントのようなドジの応酬、楽屋の張り紙を指差しながらの設楽の無表情は、2022年の「10周年バースデーライブに潜入」でメンバーの樋口日奈、久保史緒里が挑戦するも心折れる、ある種ロケのお手本とも言える形だ。また、メンバーのヘアスタイルをグシャグシャにする設楽なりのスキンシップもこの年からスタートしており、渡辺みり愛をはじめ、秋元、弓木奈於もその犠牲になってきた。本番前に髪型をリセットされるという通常であればクレームものの行為も、設楽であればむしろメンバーにとっては満更でもないというのは“公式お兄ちゃん”としての相思相愛の関係性が見える部分だ。