桑田佳祐によるチャリティーソングがバイラル好調 同級生5人がロックンロールで鳴らす生き様

 本楽曲を聴いてみると、イントロから表情豊かな泣きのギター。いくつになっても“ロック小僧”を卒業できない彼らが純粋に音楽を楽しんでいる姿が目に浮かぶ。そして、5人がマイクをつなぐ歌詞には、肩肘張ったメッセージや説教くささはなく、あくまでオールドスクールなカラッとしたロックンロール・ミュージックであることに気づく。そんななかでも〈目の前の出来事を / 共に受け止めて / 歌え Rock’n’Roll Band!!〉の一節に、この楽曲の本質がつまっているのではないだろうか。

 また本楽曲は、「音楽という名の協調」を重要なテーマとしていることが歌詞からも浮き上がってくる。楽曲タイトル「時代遅れのRock’n’Roll Band」や、歌詞に登場する〈ダサい Rock’n’Roll Band!!〉というフレーズから桑田らしい照れ隠しを垣間見ながらも、音楽そしてロックンロールがもつパワーを信じている5人のミュージシャンの生き様のようなものを感じずにはいられない。

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