福山雅治、プロデュース&ディレクション務めた動画「ピースブックリレー (Produced by 長崎クスノキプロジェクト)」公開

福山雅治プロデュース動画「ピースブックリレー」公開

 福山雅治が総合プロデューサーを務める『長崎クスノキプロジェクト』によるメッセージ動画、「ピースブックリレー (Produced by 長崎クスノキプロジェクト)」が公開された。

「ピースブックリレー (Produced by 長崎クスノキプロジェクト)」

 メッセージ動画には、核廃絶実現を目指し活動を続けている高校生平和大使と高校生1万人署名活動実行委員会、全国16都道府県と海外の高校生約120人が参加した。

 2021年1月、当時17歳だった第23代高校生平和大使の大澤新之介をはじめ、全国16都道府県と海外の高校生らが「平和活動に関心を寄せる同世代は少なく、堅苦しいイメージを持つ人が多いとして、動画を見て、若い世代に平和活動や核問題を考えるきっかけにしてほしい」という想いから、「ピースブックリレー」動画が自主制作されたという。

 同年8月、「平和とは何かを、ひとりひとりがあらためて考えることができる機会を創出したい」という想いで開催された『長崎クスノキプロジェクトミーティング2021』にて、福山と第23代高校生平和大使、同じく「ピースブックリレー」にも参加している松山咲(家族・交流証言者)らが、オンライン上で初対談を行った。対談後、「今回、大澤さんや松山さんのような10代の方々の平和に対する感受性や想像力にとても感動し感心しました。彼らの活動を少しでもサポートしていけることが『長崎クスノキプロジェクト』の役割でもあると感じました」と福山は語った。

 「さらに多くの人々に高校生達の想いと行動力が伝わるようサポートできれば」という想いから、高校生らが自主制作した『ピースブックリレー』動画の映像を元に、新たに福山が監修を務め、『長崎クスノキプロジェクト』、高校生と共同制作する形で、『ピースブックリレー (Produced by 長崎クスノキプロジェクト)』が完成した。

「ピースブックリレー (Produced by 長崎クスノキプロジェクト)」

 なお、動画のBGMには、福山の楽曲「クスノキ」「それがすべてさ」「アンモナイトの夢」が使用されている。

総合プロデューサー:福山雅治 コメント

2021年に高校生たちが自主制作した「ピースブックリレー」。
それは、僕が2014年に発表した楽曲「クスノキ」にインスパイアされて制作されたと聞きました。
その楽曲「クスノキ」とは、僕の故郷である長崎の山王神社に現存する被爆樹木です。
1945年8月9日に投下された原子爆弾で被爆し、それでも今なおその場所に立ち続けているクスノキを題材に、「すべての命が等しく生きられる世界を願う」というテーマで楽曲制作しました。
「クスノキ」からインスパイアされたというその動画を初めて見たとき、高校生である彼ら、彼女ら一人一人が本能的に感じ取っているであろう世界の危機、国家間の争いへの不安や問題意識が表現されていると感じました。
と同時に、国家間だけでは解決出来ない社会問題に対して、平和への願いを訴える10代の行動力にとても胸が熱くなり、そして痛みも感じました。
高校生たちは日常生活の中で、直接的に戦争の被害を受けていなかったとしても、今世界が抱える危機に対する感受性が反応して「自分たちで行動しなければ」と、平和への願いを形にして、発信し、行動した。
その出発点となる楽曲『クスノキ』を制作した僕が高校生たちに出来ることは何かないだろうか?と考えました。
そして、高校生たちが制作したメッセージ動画の本質はそのままに、我々が協力することによって、より多くの人にその想いが伝わる作品になるよう、「ピースブックリレー」をプロデュース、ディレクションさせていただきたい、と僕の方からお願いさせていただきました。
「ピースブックリレー」、是非ともご覧になってください。
福山雅治

■動画
公開日:6月15日(水)
『長崎クスノキプロジェクト』サイト
https://nagasaki.kusunoki-project.jp/page/

長崎市公式YouTubeチャンネル
 https://youtu.be/aw3yPvvzjJM

■「長崎クスノキプロジェクト」とは
2020年10月に、原爆の爪痕を残す「被爆樹木」を平和発信に活用する『長崎クスノキプロジェクト』を立ち上げました。【総合プロデューサー:福山雅治氏】
長崎には、原爆の爆風や熱線を耐え抜き、今も生き続ける30本の「被爆樹木」が存在します。『長崎クスノキプロジェクト』は、そんな長崎の「被爆樹木」の保全、保護を行い、その存在を広く知ってもらうことで、戦争の記憶、被爆の実相を伝え、「命の逞しさ、そして平和への願い」を次世代へと繋いでいくプロジェクトです。

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