櫻坂46 遠藤光莉、大園玲、幸阪茉里乃……キャラ確立する二期生たち 強い存在感を発揮する“新メンバー組”
櫻坂46に新2期生(現在は“2期生”の呼称に統一)の6名が加入して一年以上が経った。活動のほとんどがコロナ禍と重なり、思うように活動できない面があるにも関わらず、この短い間にもすでに強い存在感を発揮している彼女たち。今回はそんな6名のメンバーたちの、この約一年で見えてきた個性を紹介していく。
遠藤光莉
ダンスで世界大会に出場した経験を持つためか、加入当初はアクティブなイメージを持たれがちであった遠藤光莉。しかしこの一年で見えてきたのは、むしろそれとは真逆の、緊張しいで、漫画が大好きな、勉強もできる真面目な人柄である。特技のダンスもおそらくその真面目さによって獲得できたスキルで、そのひたむきな姿勢というのは間違いなく彼女の魅力の一つである。そして今後のグループ活動でも重要になってくるだろう。最近はパフォーマンス中の表情の研究に励んでいるらしく、そこで何かを掴みさえすれば、持ち前のダンススキルを武器に、後々グループの要的存在になるはずだ。
大園玲
コロナ禍で番組収録がリモートになったことで、番組自体も試行錯誤が続いた中、いち早く存在感を発揮したのが大園玲だった。独特のワードセンスから繰り出される彼女の”メモ芸”は、きっと視聴者に「なんか櫻坂46(当時は欅坂46)に面白い子がいる」と思わせたに違いない。そういう意味で大園は、番組の窮地を救ったとも言えるだろう。話せば常に落ち着きがあり、ピュアで涙もろい一面も番組で活かされていた。柔らかい雰囲気、ワードセンス、地方出身の強い訛り、とすでに唯一無二の個性が確立されている。6名の中では選抜に一番乗り。ステージ上での表現力アップをはかり、実力と人気の両面でグループを牽引する存在になってほしい。
大沼晶保
この一年間で最も強烈なインパクトを残したのが大沼晶保であることは間違いないだろう。それが“前傾姿勢”だったというのもまた、グループの状況を指し示しているようで良い。自然と構えが面白くなってしまう“大沼スタイル”に始まり、体力測定で見せたダイナミックな動きや、クイズで見せた“筆圧”、周りを独特の世界観に引き摺り込む“沼リズム”、そして“行きつけのスシロー”など、この一年間に彼女が元で生まれたトレンドワードは数知れず。月並な表現になってしまうが、日本中を笑顔にしている大沼は、もうすでに立派なアイドルだ。
幸阪茉里乃
正月のマジック披露で注目を集めた幸阪茉里乃。茉里乃という名前は、メタラーの母親の影響で浜田麻里とMARINO(メタルバンド)にあやかり名付けられたという。その時点で何かが潜んでいる気がしてならない。今彼女が見せている一面は、まだまだ氷山の一角だと予想する。キャッチコピーで秀逸なセンスを発揮したことなどが評価され「センス女王決定戦」の女王の座に輝いたが、ひな壇における先輩の小林由依のように、ぼそっと切れ味鋭い言葉を吐き出しそうな雰囲気がある。普段は教室の片隅に座ってるけど話してみるとめちゃくちゃ面白い子、的な。