ILLIT ソロインタビュー Vol.1:YUNAHが振り返る2024年の感謝「一生絶対に忘れられない瞬間でいっぱい」
2024年3月にデビューした、YUNAH・MINJU・MOKA・WONHEE・IROHAの5人からなるガールグループ ILLIT(アイリット)。1st Mini Album『SUPER REAL ME』タイトル曲「Magnetic」で世界的なブレイクを果たし、K-POPグループデビュー曲の中で最速でSpotify5億ストリーミング突破するなど、各種チャートで初・最高記録を残してきた。『The 16th Melon Music Awards』『2024 MAMA AWARDS』など数々のアワードで新人賞を獲得するなど、2024年デビューの新人アーティストの中で一際注目を集めた存在と言えるだろう。
日本においてもその人気ぶりは凄まじく、日本デビュー前からオリコンやBillboard JAPANなどの主要チャートを席巻し、数多のメディアから引っ張りだこの状態。人気ファッション誌の表紙を飾ったり、主要な音楽番組はもちろん、朝の情報番組やバラエティにも複数回出演したほか、12月30日には『第66回 輝く!日本レコード大賞』(新人賞)、12月31日には『第75回NHK紅白歌合戦』に初出場し、大きな話題を呼んだ。
リアルサウンドでは、ILLITのメンバー一人ひとりにフォーカスしたメールインタビューをお届けする。Vol.1はILLITのムードメーカーでもあるYUNAH(ユナ)が登場。デビューから瞬く間にスーパーグループとなった激動の2024年を振り返ってもらった。(編集部)
2024年は「色々なことに感謝して、感動的な1年だった」
ーーアーティストを志したきっかけや理由を教えてください。
幼い頃からアイドルのステージを見ることが好きだったし、歌うことも好きで、夢見るようになりました。
ーー過去のインタビューでWONHEEさんはYUNAHさんのことを「ILLITのムードメーカー」と紹介していました。ご自身としてはそう呼ばれることについてどう思っていますか?
ムードメーカーという修飾語がつくことに対して、嬉しくて胸がいっぱいで感謝しています。チームの中で年上組なので、他のメンバーが難しく考えすぎないように、よりムードメーカー的な役割をするようにしています。
ーー2024年にハマったアーティストや楽曲を教えてください。
最近、Carpentersの「Close To You」をよく聴いています。とても有名な曲ですが、歌詞がとても純粋できれいで、癒されるんです。
ーーこの1年の活動を通して、新たに知ったメンバーの一面や推しポイントを教えてください。
<MINJUさん>
落ち着いた性格だと思っていたけど、思ったよりもっと愉快。
<MOKAさん>
口数が少なくて大人しいイメージだと思っていたけれど、自分の意見をはっきり言える面もある。
<WONHEEさん>
かわいいイメージに隠された全然可愛くない性格も魅力的(笑)。
<IROHAさん>
落ち着いていて静かなイメージの末っ子ですが、実は活発で面白くて、一緒にいて楽しい仲間。
ーー2024年はどんな1年になりましたか?
2024年は色々なことに感謝して、感動的な1年でした。デビューして、応援してくださるファンの方も増えて、新人賞も受賞もして、一生絶対に忘れられない瞬間でいっぱいの1年でした。
ーー2024年で特に思い出に残っている出来事を教えてください。
初めて授賞式で一生に一度だけ受賞することができる新人賞をいただいたときが一番記憶に残っていて感動的なことだったと思います。その後もたくさんの新人賞をいただくことができて、嬉しかったです。
ーーデビュー以降、瞬く間に人気や認知が広がっていく状況をどのように感じていましたか?
デビュー後にあまり外を歩き回ることがなくて直接肌で感じられる機会は少なかったけれど、友人たちから聞いたり、音源チャート成績などを通して間接的に感じていました。
ーー活動の中で何か失敗をしてネガティブな気持ちになった時など、それをどうやって乗り越えていますか?
ミスした部分や未熟な部分を思い起こしながら挽回して、良い姿をもっとたくさん見せようと心に誓うようにしています。
ILLITは「何にでもなれるし、何になるか期待できるグループ」
ーー1st Mini Albumアルバム『SUPER REAL ME』タイトル曲の「Magnetic」は世界各国のチャートで1位を獲得するなど、大ヒットを記録しました。同曲はなぜリスナーに広く愛されたと思いますか?
まずは歌が良いと思うし、中毒性があるからだと思います。
ーーILLITの楽曲や歌詞における好きなポイントを教えてください。
「Magnetic」の〈super 이끌림(引力)〉という歌詞です。私たちの1st Mini Albumのアイデンティティを一番よく表現している歌詞ですし、たくさんの方々が一番記憶に残る歌詞だと言ってくださったので、好きになりました。
ーーファンの方々に最高のステージを届けるために、日々努力していること、心がけていることはありますか?
リハーサルの時、実際のステージであるかのように想定して行うこと。それでリハーサルの時にミスした部分は常にしっかりチェックして、本番では最大限ミスが出ないように練習するようにしています。
ーー 2nd Mini Album『I’LL LIKE YOU』は、『SUPER REAL ME』とは異なるILLITの魅力を見せた作品になります。制作において印象に残っていることはありますか?
「Cherish (My Love)」の振り付けを学ぶ時、動線も動作も多くて、覚えるのに大変だった記憶があります。でも、すべて完成して合わせてみると、とても素敵で満足できる振り付けになりました。
ーー2024年の活動や 『I’LL LIKE YOU』の制作を通して学んだこと、新たに発見した自分自身の一面があれば教えてください。
ILLITは、グループ名に込められた意味のように、何にでもなれるし、何になるか期待できるグループだということを改めて感じました。「Cherish (My Love)」は「Magnetic」とは違う感じの曲でしたが、だからこそより新しい姿を見せることができる良い機会だったと思います。
ーー『I’LL LIKE YOU』の中で特に気に入っている楽曲を教えてください。
「Pimple」の中で〈My ugly pimple〉と言ってPimple(吹き出物)を憎んでいたけれど、後半では〈My lovely pimple〉と言う部分があって。気持ちが変わっていく歌詞が胸いっぱいに感じられて気に入っています。
ーーILLITは「ありのままの自分を愛すること」「自身の答えを大切にすること」を1st/2nd Mini Albumを通してリスナーに届けています。ただ、それを実際に行動することに難しさを感じる人も少なくないと思いますが、そんな方々にどんなアドバイスをしますか?
時には顔色を窺わずに、自分が好きなことを堂々とやってほしいなと思います。
ーーILLITにとってGLLITはどんな存在ですか?
ILLITが存在する理由であり、ILLITの原動力。