>  > そらるの音楽に欠かせないもの

『ユーリカ』インタビュー

そらるの最近の“お楽しみ”は? 『ユーリカ』の制作にも欠かせなかったワクワクする感情の源

関連タグ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 そらるが、2ndシングル『ユーリカ』を3月6日にリリースした。

【MV】ユーリカ /そらる(ドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」OP曲)

 表題曲は、MBS/TBSドラマイズム『ゆうべはお楽しみでしたね』のオープニングテーマとしてそらるが書き下ろしたタイアップソング。オンラインゲームで知り合った男女がルームシェアを始めて恋に落ちていくという原作の運命的な出会いに着想を得て、新たな恋物語を表現した一曲だ。また、本作にはじんとの共作曲「群青のムジカ」や卒業ソング「長い坂道」を収録。シングル1枚を通して“現在と過去”と向き合う様々な姿が投影されたコンセプチュアルな作品に仕上がっている。

 今回リアルサウンドでは、最近の“お楽しみ”は「食べること」と「ゲームをすること」だというそらるとともに、本作と同じ名前を持つ運命的なビストロを訪問。リラックスしたムードの中、作品の話はもちろん、普段の曲作りや最近気になった音楽の話題などについても話を聞くことができた(写真下には食事中のそらるの一言コメントも)。(編集部)

前作『銀の祈誓』を振り返って

トウモロコシのスープ「スープ自体が濃厚でクリーミーな味わい」

ーー初のシングル『銀の祈誓』リリース後の手応えは?

そらる:個人でシングルを出したのが初めてだったので、リリースするまではどうなるのかわからない怖さが少しありました。でも、みなさんのおかげでオリコン週間ランキングで2位という素晴らしい結果を残せて安堵しましたね。表題曲はTVアニメ『ゴブリンスレイヤー』のエンディングテーマとして書き下ろして、アニメの打ち上げにも参加させていただきました。スタッフさんや監督さんからも感想をいただけたのは、今までにない経験でとても新鮮でした。あとカップリングの「ゆきどけ」は、特にCDを聞いてくれた人たちからの反響が高くて。みなさんに喜んでいただけてなによりです。

ーー初の書き下ろし曲で得たことはありましたか。

そらる:タイアップでは作品にしっかり合う曲を作りたいという気持ちがあって。アニメサイドはじめ、いろんな方とお話しながら曲を書いていきました。その作業はもちろん大変でしたけど、人と何かを作るのは好きなので苦ではなかったです。お互いに目指すものがあって、よりよいかたちになっていくのがタイアップのいいところですね。

“幸せ”を表現した「ユーリカ」と、憧れのじんとの共作曲「群青のムジカ」

牛スネ肉とシャンピニオンのカレーライス

ーー「ユーリカ」も書き下ろし曲となりましたが、どのように作っていったのでしょう。

そらる:ドラマ『ゆうべはお楽しみでしたね』のオープニングテーマになることが決まっていたので、まずは原作漫画を読みました。物語の題材になっているゲーム『ドラゴンクエスト』は、もともと自分が大好きだったゲームなんです。何度も何度も繰り返しプレイしてきたので、曲を作る上でもやりやすい部分はありました。あとは原作のストーリー同様、幸せを感じてもらえるような曲にしたいなと。

ーー“幸せ”を表現する上でサウンド面で工夫した部分は?

そらる:アレンジャーの三矢禅晃さんと相談しながら進めていく中で、まずは過去に一緒に作った曲で今回のイメージに近い曲をお伝えしました。あとは、1番と2番のBメロにゲーム的な要素を入れたかったので8ビット的な音を入れたり、歌詞に合うようなサウンドをそれぞれセレクトしていきました。サビはキラキラしたストリングスやシンセサイザーの音を使って、とにかくハッピーな感じにしたくて。この曲では音色もいろいろと指定させていただきましたね。一番最初にいただいたデモはかわいくなりすぎていたところもあったので、きれいな印象に少しずつ調整していって、結果いいかたちでまとまったんじゃないかなと思っています。

ーー歌い方について意識したことはありますか。

そらる:8ビットを使っている部分ではボーカルにオートチューンをかけているんですけど、普段の歌い方ではなくエフェクトがより際立つように歌っています。ビブラートをかけるのではなく、なるべくシンプルにまっすぐ歌うというか。普段から「ここはこう仕上げたいからこう歌おう」というのはあらかじめ決めるようにしています。楽曲の雰囲気に合わせた歌い方を常に心がけているので、曲によって少しずつ歌い方を変えるんです。そういう部分には、やっぱりこれまでいろいろな歌を歌ってきた経験が生かされていると思いますね。

ーーこの曲の歌詞のポイントは?

そらる:前作の「銀の祈誓」はファンタジー要素の強い曲でしたけど、「ユーリカ」の歌詞は〈ボーナスステージ〉〈ゲームオーバー〉などゲームの要素が含まれていても、そういった世界に憧れを抱いている、あくまで現実世界のことを歌っていて。どちらかというとファンタジーとは真逆の、気弱な男の子の現実について書いています。タイトルの「ユーリカ」の意味にあるような「こんな運命的な出会いがあるんだ」という驚きをゲームのプレイにあてはめて表現した曲になりました。

「みんな好きじゃないですか? カレーって。……これはおいしい」

ーー「群青のムジカ」はじんさんとの共作曲です。お二人はいつからのお付き合いですか?

そらる:もともとじんさんのファンで、「カゲロウデイズ」などの楽曲を歌わせてもらったことからつながりができて。1stソロアルバム『そらあい』(2012年6月発売)のときに1曲じんさんに書き下ろしをお願いしたんです(「キミノメヲ」)。その当時は、まだ誰かに書き下ろしをお願いしたことがほとんどない時期でしたね。なので、今回シングルを出すことになって、ぜひまたじんさんにお願いしたくて。シングルではまだ誰かに書き下ろしをお願いしたことがなかったので、タイミング的にもバッチリで。合作ではありますがお願いできてよかったです。

ーーじんさんの楽曲のどういうところに惹かれますか?

そらる:自分はワクワクする曲がすごく好きなんですよ。でも、意外となかなかそういう曲に出会えないんです。人によってワクワクするポイントは違いますけど、じんさんの曲は歌詞もサウンドもワクワクする……それが一番の魅力だと感じています。そこがもう最高ですね。だから曲をお願いするときも、「ワクワクする曲にしてほしい」ということは言ったような気がします(笑)。あとはシングル全体の構成も考えて、あえてじんさんには疾走感のあるロック色の強い楽曲をお願いしました。本当にいい曲を書いていただきました。

ーーこの曲の歌詞のテーマは?

そらる:歌詞を作るとき、じんさんからは「基本的には全部お任せします」と言われていて。そのあとにじんさんとお話する機会があって、「長く活動を続けているからこそある、出会いと別れの中の葛藤」というような、お互いの共通点が見えてきたんです。良いことも悪いこともあったし、出会いも別れもある、それでも進まなきゃいけない瞬間があった。そういうことがお互いに共通する部分としてあるんじゃないかと感じて、そのことをテーマに書いていきました。曲を作るときのイメージはなんとなくあるんだろうなとは思っていたんですけど、じんさんも同じようなことを考えながら曲を作ってくれたみたいです。じんさんの曲がずっと好きだったのでハードルは高かったですが……出来上がった曲を気にいってくれて「もう泣いてます」とまで言ってくれたので(笑)、喜んでもらえてよかったです。

      

「そらるの最近の“お楽しみ”は? 『ユーリカ』の制作にも欠かせなかったワクワクする感情の源」のページです。の最新ニュースで音楽シーンをもっと楽しく!「リアルサウンド」は、音楽とホンネで向き合う人たちのための、音楽・アーティスト情報、作品レビューの総合サイトです。

表示切替:スマートフォン版 | パソコン版