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安室奈美恵、平成とともに歩んだ音楽活動を語る 引退の理由にも言及したドキュメンタリーを見て

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 安室奈美恵のドキュメンタリー番組『NHKスペシャル 平成史スクープドキュメント 第4回「安室奈美恵 最後の告白」』(NHK総合)が1月20日に放送。平成という時代の流れとともに変化していく安室の音楽活動に迫った。

安室奈美恵『namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~』(通常盤)

 まず、安室をトップスターへと導いた小室哲哉との関係を掘り下げていく。安室が小室プロデュース楽曲を初披露したのは、1995年8月19日・26日に開催された伝説のライブ『avex dance Matrix ’95 TK DANCE CAMP』。同イベントで「Body Feels EXIT」を披露した。当時について安室は「小室さんプロデュースがスタートするんだなと。今この会場にいるみなさんを相手に、私は小室さんの楽曲でどう進めばいいのかっていうのが恐怖もありプレッシャーもありで……本当にがむしゃらでした」と振り返った。その後、19歳の安室の心情を歌った「SWEET 19 BLUES」では同世代の若者から絶大な支持を集める。同名アルバムは、336万枚のセールスを記録。一気にトップへと登りつめていった。

 では、なぜ小室哲哉はヒット曲を次々生み出せたのか。番組では、小室×安室のタッグがヒット曲を連発した理由についても探っていく。平成元年、小室は80年代に世界的ヒット曲を生み出していた音楽レーベル・<PWL>を訪ね、ヒット曲を生み出す秘密を熱心に探っていたという。そこでわかったのは、<PWL>はシンセサイザーで新しいリズムを開発し、できた曲をディスコで試していたことだった。小室は帰国後、すぐに同様のやり方で作曲活動を始める。新しいリズムの開発に没頭し、自らDJを行い市場調査を徹底したのだ。小室は観客が盛り上がる手法を選び抜き、ヒット曲を生み出していった。

 平成に入ると、CDは音質の良さと扱いやすさで売り上げを伸ばしていく。ドラマやCMのタイアップ曲は、続々ミリオンセラーを記録した。さらに通信カラオケが登場し、カラオケが大流行。ドラマやCMで何度も流れる曲がカラオケで歌われるようになり、同時にCDの売り上げも伸びていく。小室がプロデュースした安室の楽曲は、様々なタイアップとして起用され、カラオケでも歌われるようになった。

 安室は「CAN YOU CELEBRATE?」を発売。自身最大のヒット曲となる。その後、安室奈美恵は結婚・妊娠をし、人気絶頂にも関わらず1年間産休をとることを決めた。当時、男女雇用機会均等法が施行されて10年あまり。多くの女性が、キャリアを選ぶべきか、出産を選ぶべきか悩んでいた時期だという。“仕事と子育てを両立する”。そんな安室の決断は、多くの女性たちの共感を生んだ。

 平成10年になるとバブル崩壊の影響が深刻化。CD売り上げも落ち込み始める。そうした時代の変化とともに、aiko、椎名林檎、浜崎あゆみ、宇多田ヒカルといった新たな歌姫が登場した。自身で作詞作曲を行い、心情を綴った音楽が世の中の心を掴んだのだ。

 そんな音楽業界における激変について安室は「まだ20歳だったので、1年って長いなと思った瞬間に焦りが押し寄せてきて。でも焦りを通り越したときに、ふと自分を一歩引いて見ることができて。私ってどういうふうに見られてたのかなっていうのを冷静にキャッチできるようになった。“安室奈美恵”は今後どうしたらいいかっていうのをちょっとずつ考え始めた時期だったと思いますね」と振り返った。

 仕事復帰した安室であったが、ヒット曲は出せず、ついに小室プロデュースを離れることを決める。安室は、“小室プロデュースを離れたときが本当の始まり”としながらも、リスナーに気に入ってもらえる楽曲をどう探したらいいのかわからず葛藤していたという。「自分で作詞もしなきゃいけなかったりとか作曲もしなきゃいけないんじゃないかっていうのもあったりして。機材を揃えてやってみたりしてましたね」「やっぱり得意、不得意があるなっていうのには気づいて、作曲はすぐに卒業しました」と安室は語った。

 また、私生活では母親が突然他界し、3年後には離婚も経験。そんな苦境に立たされていた安室に転機が訪れる。VERBAL(m-flo)、FIRSTKLAS(ZEEBRA+今井了介)など様々なクリエイター/アーティストとタッグを組んだスペシャルプロジェクト・SUITE CHICだ。

 SUITE CHIC参加アーティストたちによる自由な発想での楽曲制作に強い刺激を受けたという。安室は「今までは考え過ぎてたり、プレッシャーに押しつぶされそうなことが多かったなって。そんな「安室奈美恵」からのちょっとした開放感があって。その作業がとてもとても楽しくて。今までワクワクドキドキ感を持ちながら楽しく作ってたのかなって気づかされた」と話した。

      

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