寺西拓人、Snow Man、BE:FIRST……“新たな層”を取り込めたのはなぜ? 30代で大橋和也にハマった主婦ライターに聞く

 『timelesz project -AUDITION-』(Netflix/以下、『タイプロ』)を経てtimeleszの新メンバーとなった寺西拓人のInstagramのフォロワーが100万人を突破した。STARTO ENTERTAINMENTの所属アーティストを見守っていたファンにとっては、寺西のパフォーマンス能力の高さは知られていたところではあるが、今回のオーディションで初めて知ったという人が多いにもかかわらず、これだけの人が彼を見つけ、夢中になっているのだ。

 
 
 
 
 
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寺西拓人/Teranishi Takuto(@takuto_teranishi)がシェアした投稿

 彼に関するSNSでの書き込みを見ると、この“寺西フィーバー”を作り上げているのはアイドルファンだけでなく、「これまでアイドルにハマったことがなかった」という30代・40代の層も多い印象を受ける。これは寺西のファンに限った話ではなく、Snow ManやBE:FIRSTといった近年で大きなムーブメントを生み出しているグループは、既存のファンだけではなく、これまで特定のアイドル/アーティストにハマったことのなかった人々の心をしっかり掴んでいるように見える。一体彼らの何がそういった人を夢中にさせるのだろうか。同様の経験を持つライターの神田佳恵氏に話を聞いた。

“踊ってみた”動画のBGMで曲を知り、人間性を知れば知るほど沼に……

 現在は育児をしながらフリーランスのライター/エッセイストとしても活躍している神田氏。これまでアイドルにハマった経験はなかったそうだが、その出会いは突然現れる。

なにわ男子 - 初心LOVE(うぶらぶ)[Music Video Dance ver.]

「あるYouTuberが“踊ってみた”として出していた動画のBGMが、なにわ男子の『初心LOVE』でした。そこで初めて曲を聴いて、いい曲だなと思って調べていったら、以前『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の“かわいい男子大好き芸人”の放送回でFUJIWARAの藤本敏史さんが紹介していた大橋和也さんのことを思い出して、目に止まりました。当時藤本さんは大橋さんのことを“かわいい男子”として名前を挙げていたことを覚えていて。そういえば『ヒルナンデス!』(フジテレビ系)などでも大橋さんの姿を見たことがあったなと思い、いろいろと調べるようになりました。私が学生の頃に流行っていた男性アイドルは、ギラギラしていて男性らしいイメージがあったので、なにわ男子を見て『こんなに可愛らしい男の子たちがいるんだ』と衝撃を受けました」

 当時は出産を控えており、仕事もセーブし、比較的時間に余裕のある状態だった神田氏。大橋の存在を知ってから“沼にハマる”までは早かったという。

「大橋さんはバラエティ番組で見ると明るいキャラクターなのですが、デビュー前に出演していたYouTubeなど様々な映像を見たり、SNSで長年ファンをしていらっしゃる方の投稿を見たりして、すごくストイックな一面があることに気づきました。デビューするまでたくさん悔しいことがあって、苦労して、それでもそういうものを跳ね除けるような元気いっぱいの姿が魅力的だと思います。“宇宙に通用するスーパーアイドル”を目指して日々努力していることも感じますし、そういった人間性や、彼のこれまでの歩みを知れば知るほど好きになっていくような感覚です。たくさんメンバーがいるなかで、私の場合はたまたま大橋さんが自分に合っていたんだと思います」

 大橋を好きになった決め手は彼自身のキャラクターだと語るが、それは他の人にも当てはまるようだ。

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