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『ラブライブ!』シリーズがサブスク解禁 μ’sとAqoursの楽曲の魅力を改めて考える

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 2010年の『電撃G’s magazine』で誌上連載のスタートからはや8年半。『ラブライブ!』シリーズは“みんなで叶える物語”のコンセプトそのままに、同シリーズ発のグループ・μ’sは2016年春に、Aqoursも先日の4thライブにてそれぞれ東京ドームのステージに立つなど、ファンとともに夢を叶え続けてきた。

 そんな『ラブライブ!』シリーズの関連楽曲が、サブスクリプションサービスにて一挙解禁。これまでアニメソングを専門とした聴き放題サービス「ANiUTa」では配信されていたものの、その他のサービスでの解禁に伴って接触はより容易になったはず。そこで本稿では、このタイミングで改めて聴いてほしいナンバーを紹介するとともに、本シリーズの楽曲が持つ魅力について迫っていきたい。

ジャンルレスの楽曲を束ねるコンセプト

 『ラブライブ!』シリーズの楽曲は、実にバラエティ豊か。各シーズンのOPを飾るポップロックチューンをはじめ、EDMや和テイストのナンバー、ミドルバラードなどなどそのジャンルは様々で、ユニット曲まで手を広げればユーロビートやメタルなどさらに多岐にわたっている。ゆえに、そのなかで必ず守られていることも、「“みんなで叶える物語”にふさわしい曲」という一点のみだと考えられる。しかしこのシンプルな決めごとこそが、本作において最も重要な要素なのだ。

 そしてそのうえで、シリーズに一貫して流れる青春感や、未熟さや向こう見ずな感じも内包した等身大の女子高生感を、2シリーズすべての楽曲で作詞を担当する畑亜貴が、歌詞の面から表現。きらめく“スクールアイドルソング”として完成させている。だが実はその青春感は、リアルの人々にも共通する普遍的なもの。ゆえにそれはアニメファンのみならず“今”の若者たちにも、ひいては“かつて若者だった人たち”にも十分刺さるものなのだ。

 では続いては、その中から改めてこの機会に振り返っておきたいナンバーを、μ’s・Aqoursともに3曲ずつご紹介していこう。

μ’s

「Snow halation」

 グループ活動の初期から彼女たちのキラーチューンであり続けたのが、切なくも募り続ける想い人への恋心をみずみずしく描いたこの名曲。イントロ冒頭で鳴るサビのメロディをなぞるようなピアノソロの音色が、ピュアな恋心の世界にリスナーを一気に引き込んで最後まで離さない。そしてこの曲はサウンドの良さのみならず、アニメーションPVで落ちサビにて点灯される街灯を、ライブでファンが自主的にウルトラオレンジで再現したことでも人気に。それが東京ドームでなされた際のまばゆいオレンジの輝きは、どこか神々しささえ感じるほどのものだった。

「きっと青春が聞こえる」

 1期のEDテーマとして用いられたこの曲は、各エピソードの絶妙な引きにまずピアノの音色がインサート。続けて響くギターリフの持つ得も言われぬ明るさが、視聴者に余韻とポジティブさを与えてくれる。サビにおいて「笑顔ならいつの日も大丈夫!」のフレーズを根拠なく明るく言い切れてしまうのはまさに世代感の賜物だろうし、それを前述のギターリフをはじめとするサウンドの明るさや、μ’sの歌声からも強く感じられるきらめきが、まったく押し付けがましさや無理矢理さを感じさせない。

「Love wing bell」

 第2期5話の挿入歌として1年生・3年生メンバー計6人で歌われたナンバー。ファッションショーでの披露ということもあってウェディングがモチーフになった少々特殊な成り立ちの楽曲だ。そのコンセプトの一方で、かわいさに憧れながらも「自分には似合わない」と諦めていた、この曲でセンターを務めた星空凛の背中をそっと押すようにも聴こえる言葉が紡がれているのもポイントのひとつ。それはひいては、同じように一歩を踏み出しあぐねている女の子たちへの応援歌にも姿を変え、また共感を呼び起こす。

      

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