高野寛の記事一覧
ブライアン・ウィルソン、トッド・ラングレンといった鬼才ポップ・マエストロの系譜を受け継ぐ才能豊かなシンガー/ソングライター。そして屈指のセッション・ギタリスト/プロデューサーとしても著名な高野寛。ちなみに、中村一義の大名曲「永遠なるもの」で聴けるアノ流麗なギター・ソロは氏の手によるモノ。
88年に、高橋幸宏プロデュースのもと制作された『hullo hulloa(ハロー・ハロア)』でアルバム・デビュー。新人離れした非凡なポップ・センスで高い評価を獲得する。90年の3枚目『CUE』では、敬愛して止まないトッド・ラングレンをプロデューサーとして招聘。ポップな表情をしながらも緻密かつマニアックなサウンド・プロダクションを披露、コアな音楽ファンを唸らせた。さらに、あふれんばかりの輝きにみちたメロディ・ラインは(彼自身の爽やかなルックスも手伝って)マスなOL/女子大生層にも反響を呼んだ。その結果がシングル「虹の都へ」の大ヒットではないだろうか。
以降、『Sorrow and Smile』(95年)、『レイン・オア・シャイン』(96年)など、アーティストとしての音楽魂と大衆寄り娯楽性が同居した彩り鮮やかなポップ作を発表し、着実に安定した支持を獲得している。00年にはアコースティック・ライヴ・アルバム『Ride on Tide』をリリース。01年には、TOKYO No.1 SOUL SETのビッケらとナタリー・ワイズを結成した。
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