電気グルーヴの記事・ニュース・画像一覧
日本を代表するテクノ・マエストロ、石野卓球(vo&programing)とピエール瀧(vo&dance)が89年に前身バンドである「人生」の解散と同時に結成したのが電気グルーヴだ。『662 BPM BY DG』(90年)の発表とともにCMJKが加入し、91年にTMNとのカップリング(!)によるシングル「RHYTHM RED BEAT BLACK」でメジャー・デビュー。同年4月にイギリス、マンチェスターにてレコーディングされた『FLASH PAPA』は、当時、まだ未成熟だった日本のテクノ・シーンに大きな風穴を開けた。91年6月、CMJKに代わって砂原良徳(まりん)が加わり、アルバム『UFO』『KARATEKA』を発表。93年に発表された『VITAMIN』は、石野がロンドンのアンダーグラウンド・テクノ・クラブで刺激を受けて制作され、さらに「デジタル・ミュージック」深く追求するバンドの方向性を決定づけた。97年にリリースされたシングル「Shangri-La」は、今までの徹底したテクノ路線から一転して、オールド・ディスコを大胆に取り入れたポップなサウンドを放ち、60万以上のセールスという快挙を成し遂げた。続くアルバム『A(エース)』はメンバー3人の長年の実験活動の集大成といえる大傑作と賞賛されると共に、海外にもその存在を大きくアピールした。99年4月に砂原良徳が脱退し、メンバー2人にゲストDJを迎えて制作された『VOXXX』(00年)では、ディスコや80'sエレポップの知的な再構築を見せ、そこにレベルの高いギャグを凝縮——リスナーを歓喜と爆笑の渦に巻き込んだ。またソロ活動も果敢で、石野はセルフ・レーベル「ルーパ」の設立やDJ、リミックス、コラボレイト、コンピレーションへの参加など猛烈なワーカホリックぶりを見せ、一方のピエール瀧は、ミュージシャン(?)の枠を越え、テレビ番組の司会やVJ、ゲーム・ソフトのプロデュースなどでマルチ・タレントぶりを発揮している。——彼らがテクノのみならず、日本のミュージック・シーンやサブ・カルチャーに与えた影響は計り知れない。
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電気グルーヴ、25周年記念ライブで過激トーク「音楽性の違いで解散とかありえないっしょ(笑)」
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