『恋は闇』“設楽”志尊淳が明かした“みくる”齋藤飛鳥の過去 ミステリー色濃くなる展開に

『恋は闇』設楽が明かしたみくるの過去

 さて周辺人物で今回、最も怪しげな動きを見せるのは野田(田中哲司)である。そもそも何度か喫茶店で会っていた大和田との関係についてははっきりと明かされないまま、彼女の訃報を見て困惑の表情を見せる。そして今回、野田は貫路のもとを訪れて「そろそろじゃねえか?」「いつまで息子かばうんだよ」と、意味深な言葉を交わしている。この両者のつながり、野田がすでに“つかんでいること”、そしてなぜそれをつかんでいるのか。これらもまた、終盤の展開をうらなうカギの1つとなりそうだ。

 そんな野田が参列できずに離れた場所で見守っていた大和田の葬儀のシーンは、恋愛でもミステリーでもなく、刑事ドラマ的な部分で秀でて見える。大和田の息子から、彼がかつて母親に贈った腕時計を託される小峰。文字通り大和田の遺志を受け継いだ小峰は、涙を浮かべながら頭を下げ、息子は気丈に振る舞いながら「必ず犯人を捕まえてください」と伝える。そこに唯月(望月歩)も加わり、故人を偲ぶ様。ドラマとしては決してめずらしくないやりとりではあるが、登場人物の死を単なる娯楽として浪費させずに、物語に必要な感情の動力として真摯に取り扱う点は、冒頭で比較した『あなたの番です』から成長した点といえよう。

『恋は闇』の画像

恋は闇

『あなたの番です』『真犯人フラグ』の制作スタッフが完全オリジナル脚本で描く“究極の恋愛ミステリー”。主人公・浩暉に次々と浮上する疑惑と、彼を愛したヒロイン・万琴の葛藤を通して、「真実を見抜けるか?」を描いてく。

■放送情報
『恋は闇』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜放送
出演:志尊淳、岸井ゆきの、森田望智、白洲迅、齋藤飛鳥、望月歩、小林虎之介、浜野謙太、猫背椿、西田尚美、萩原聖人、田中哲司
脚本:渡邉真子
音楽:末廣健一郎
監督:小室直子、鈴木勇馬
プロデューサー:鈴間広枝、能勢荘志、松山雅則
チーフプロデューサー:道坂忠久
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
©日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/koiyami/
公式YouTube:https://youtu.be/zSxx0-j20c8
公式X(旧Twitter):https://x.com/koiyami_ntv        
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