『対岸の家事』江口のりこの悲痛な声に胸が痛む 意外な人たちの“海の上の雨”が滴る

『対岸の家事』江口のりこの悲痛な声

「海の上の雨は気づかれない。雨を見る誰かがいないとその雨はないのと同じ」

  『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』(TBS系)第3話は、意外な人たちの“海の上の雨”が滴った回だった。

 ワーママかつワンオペの礼子(江口のりこ)の綱渡りの日々に、突如さらなる無理ゲーが降りかかる。娘・星夏(吉玉帆花)がおたふく風邪にかかり、やむなく専業主婦の詩穂(多部未華子)に預かってもらうことに。ようやく職場復帰できたかと思いきや、今度は長男の篤正(寿昌磨)がおたふく風邪になってしまう。

 一度目は「肩代わり制度」から礼子が休むことを受け入れてくれた後輩の今井(松本怜生)だが、彼自身が取得していた有休期間と重なったこともあり、さすがに二度目には思いっきり嫌な顔をされてしまう。病児保育も空きがない中、礼子はすがるような気持ちでまたしても詩穂を頼る。ベビーシッター代としての8万円を添えて、1週間預かってほしいと半ば押し切る。

 詩穂は自分が要領が良いわけではなく不器用だからこそ、自分にとって一番幸せだなと思えるものが見つかったら仕事にすると決め、家族の身の回りのことをする専業主婦になった。だからこそ無理をして自分の家事ができなくなるのは困ると礼子に伝えられていた。当初、礼子は詩穂に「ベビーシッター代と思って」「これからもうちを手伝ってよ」と自分の都合だけを押し付けてしまいがちだったところがあったが、詩穂の専業主婦としてのプライドを目の当たりにして、考え直すところがあったようだ。

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